Great minds have purpose, others have wishes. (Washington Irving)
偉大な精神(人)は目的をもっている、一方で、そうではない人が持つのは望みである。(ワシントン・アーヴィング/作家))
ワシントン・アーヴィングの名言
1800年代のアメリカの作家です。
アメリカ文学を大学などで学ばれた方はご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、ヘミングウェイなどと比べると日本ではマイナーかもしれませんね。
ですが、アーヴィングさんのすごいのは、多言語話者、つまりいろんな言語を理解し会話ができたことなんです!
時代は、まだまだ、アメリカが建国されて間もない時期。今のアメリカのイメージですと、世界一の大国ですが、まだまだ、この頃のアメリカはヨーロッパやアジアの国と比べて小さな国。アメリカが生き延びるためには、海外の情勢を理解している必要があったのでしょう。スペイン語、オランダ語、ドイツ語を話し、また、それ以外の言語もかなり理解できたそうです。
一般的に、”minds”はカタカナ英語にもなっていて「気持ち」とか「精神」と訳されることが多いですが、ここでは、「人」を指すこともあります。ですので、”great minds”で、「偉大な人」と訳することもできます。
ですので、前半の文章 “Great minds have purpose”は、「偉大な精神(人)は目的を持つ」と訳せますね。また、後半の”others (other minds) have wishes.”は、「それ以外の精神(人)は望みを持つ」ですね。
意外と知られていないですが、”purpose”と”wish”にはかなり違うニュアンスで取られています。
“purpose” ・・・ 目的、ゴールを持つもの
“wish” ・・・望み
ちなみに、同義語を調べてみますと、
“purpose” ・・・・ “goal(ゴール)”、”aim(目的)”、”intent(意図)”
漢字からのほうがイメージしやすいですが、現実に即してかつ、先が見えた明快なもの。
“wish”・・・”dream(夢)”、”fantasy(空想)”、”apparition(幻想)”、”illusion(錯覚)”
いかがでしょう?ドリームはポジティブな印象がありますが、同義語で見ると結構厳しいですね(笑)。
英語では、”wish”はあまりポジティブな意味では取られないようですね。
確かに学生時代に習う仮定法過去の文章で、
I wish I could fly to you. (あなたのところに飛んでいければなぁ)
というお決まりの文章があります。
これだと、願望でしかなくて、具体的な計画にはならないですね。
ご利用は計画的に、ならぬ、目的は計画的に、、、ですね!
1月の新年の抱負をまだ、実行に移せてなかったとしたら、それは”wish”と”purpose”を混同してしまってるからかも!
コツは、現在形で書いてしまうことだそうです!
○○までに、英会話を自分のものにする(✕自分のものにする予定です)
今週もよろしくお願いいたします!
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