英語の発音が難しい!良くするには母音からマスターすることが近道!

英語の発音が難しい!良くするには母音からマスターすることが近道!

こんにちは!「b わたしの英会話」のRisaです。
英会話スクールに通っていた経験から、英語学習の悩みを解決すべく情報発信していきます。

・文章だとスラスラ読み書きできるのに、英会話になると英語の発音が難しい
・カタカナ英語になってしまいネイティブに通じない
・英語の発音の練習方法がわからない

このような悩みを持っている方は多いのではないでしょうか?
英会話スクールに通って何年も英語を学んでいても、英語の発音はなかなか難しいものです。

実は英語の発音を上手くするためには、母音からマスターすると上達の近道です。

今回はこのように英語の発音に悩みがある方に向けて、英語の母音の発音を分かりやすく解説していますので、ご覧になってみてくださいね!

【前提】英語の発音はなぜ難しく感じてしまうのか?

【前提】英語の発音はなぜ難しく感じてしまうのか?

文章で英語を読み書きする場合は、意味さえ理解できていれば進めることができます。
学校のペーパーテストでも、それ以上問われることはほとんどありません。

しかし、英会話になると発音の問題が出てきます。
英語の意味自体が理解できていても、発音がめちゃくちゃだと相手には通じないのです。

これが英会話になると難しく感じてしまう理由です。

英語の発音が難しく感じる理由は2つあります。

・日本語に比べて英語は母音の数が多い
・カタカナ英語で話してしまうため

それでは順番に解説します。

日本語に比べて英語は母音の数が多い

英語の発音を上達させるためには、まずは母音をマスターする必要があります。
基本である母音をマスターすることで、発音練習がとてもやりやすくなります。

そもそも、母音とはどんなものなのでしょうか?

まず、単語には母音と子音があります。
母音とは、日本語でいえば「アイウエオ」の音です。
どの単語にも母音は必要になってきます。

そして、簡単に言うとそれ以外の音が子音です。
カ行だと「k+a」の「k」が子音にあたります。

日本語には母音は「アイウエオ」の5つしかありませんが、英語にはもっとたくさんの母音があります。

英語の音は日本語ほど単純ではないのです。
英語の母音の数は、数え方にもよりますがなんと16個以上あります!

例えば、日本語では「ア」の音は一つしかありませんが、英語には5つの「ア」があり、発音記号では[ʌ][æ][ɑ][ə][a]で表記されます。

このように母音の多さから、英語の発音は難しいと苦手意識を持ってしまう方が多いのです。

カタカナ英語になってしまう

頭の中ではなんとなく発音がわかっていても、いざ英語を話そうとすると日本語で使う発音で話してしまう方もいると思います。
これがカタカナ英語といわれるものです。

日本語の発音で話されるとネイティブには聞き取りづらいです。

英語ならではの発音を表すものとして、発音記号があります。

みなさんは発音記号の意味を理解できていますか?
学校の授業で目には入っていてもそこまで気にしていなかったのではないでしょうか。

実は先ほど述べた英語の母音は、発音記号で表されます。
つまり、発音記号を理解するだけで英会話は上達するのです。

発音記号とは、実際に言葉にするときの発音の仕方を表す記号のことです。
発音記号を知っていれば、実際に音声を聞いたり口元を見たりしなくても、正確な発音、そして喉・舌・唇の動かし方がわかります。

発音記号と母音をマスターするメリットとは?

発音記号と母音をマスターするメリットとは?

英語の発音記号と母音をマスターするメリットは、大きく2つです。

・ネイティブとも意思疎通がしやすくなる
・リスニング力が飛躍的に向上する

それでは順番に解説します。

ネイティブとも意思疎通がしやすくなる

日本語寄りのカタカナ英語はネイティブスピーカーにはなかなか通じません。
英語の母音をマスターすることによってネイティブにも通じる英語を身につけることができます。

リスニング力が飛躍的に向上する

自分が発音できる音は、しっかり聞き取ることもできるようになります!
リスニング力が弱い人は、そもそも自分が発音できない音を聞き取ろうとしているからなかなか聞き取れないのです。
母音をマスターすることはリスニング力アップにもつながります。
一石二鳥ですね!

英語の母音の発音マスター方法

そうは言っても英語の母音すべてをマスターするのは数が多いので大変です。

1番マスターすべきなのは

[ӕ][ɑ][ɪ][ʊ(U)][ə][u][u:][oʊ]

の8種の母音だけです。

まずは、この7種の母音をマスターしていきましょう!

具体的にどのように発音すればいいのか、それぞれ説明をしていきます。

英語の母音の発音1[ӕ]

[ӕ]を日本人は、この音を「ア」と発音しがちですが、英語では全く違う音になります。

[ӕ]は「エ」と「ア」の合体した音です。
「エ」の後に「ア」というよりも、同時に発音してみてください。
口を広く開けて、「エア」のように同時に発音します。

「エ」を発音するときより、舌の後ろが下がっているはずです。
その音が[ӕ]です。

【例】
hat(帽子),map(地図),fast(早い),sad(悲しい),Japan(日本),hand(手),fan(扇風機),can(缶),lamb(子羊)

英語の母音の発音2[ɑ]

[ɑ]は日本語の「ア」に近い音です。
口を大きく開けて「ア」と発音します。
指三本が入る大きさに開きましょう。

この音は主にアメリカ英語で使われており、カタカナ英語で「オ」と読むものの中にこの音が現れます。

一方で、イギリス英語ではこの音を「オ」で発音しています。

まず知っておくべきなのは、日本語で「オ」と発音するものの中に、英語では「ア」と発音されるものがあるということです。
これを知っているのと知らないのとでは、発音の出来に大きな差ができます。

イギリス英語では「オ」ですが、今世界で使われている英語はアメリカ英語の割合が大きいので、とりあえず「ア」発音を習得した方が良いかもしれません。

英語の母音の発音3[ɪ]

この音は、英語では「Short I」と呼ばれています。
日本語では「イッ」と表記されることがよくありますが、ちょっと違います。

実際は日本語の「イッ」の音よりも短いです。
「イッ」と「エッ」の中間くらいの音です。
舌の力を抜いて、軽く、短く発音してみましょう。

【例】
is(〜である),big(大きい),ill(病気),will(〜であろう),kick(蹴る),king(王),kid(子供),kit(キット),pin(ピン),pig(豚),pink(ピンク),pick(選ぶ),miss(逃す),orange(オレンジ),music(音楽),visit(訪れる),minute(分),fish(魚)

英語の母音の発音4[ʊ(U)]

[ʊ(U)]は「ウ」と発音している方が多い音です。
しかし、「ウ」ほど唇を丸めません。
舌の後ろの部分が上顎に近づき、「イ」の口で「ウ」を発音しているような感じです。

【例】
book(本),look(見る),good(良い),should(〜したほうがいい),would(〜であろう),wood(木材),foot(足),push(押す),put(置く),pull(引く)

英語の母音の発音5[ə]

[ə]は「schwa」と呼ばれています。
英語で1番よく使われている母音なのでとても大事です。
よく「ア」と表記されますが、実際はちょっと違います。

この音は「ア」のように口を大きく開ける必要はありません。
力を抜いた感じで、短く「ァッ」のように発音します。
と「ウ」の間の音です。
「ア」はのどの奥で発音しますが、「ə」はもう少し前の方で発音します。

ここにはアクセントがないので、滑らかに読んでくださいというときに、「ə」は現れます。
使用頻度が高いですが、割と簡単に発音がしやすい音なので練習してみましょう。
とにかく滑らかに発音することが優先です。

【例】
cup(コップ),cut(切る),shut(閉める),sun(太陽),gun(銃),run(走る),luck(幸運),love(愛),much(たくさん),one(一つ),come(来る),month(月),but(でも),listen(聞く)

英語の母音の発音6[u]と[u:]

「ウー」よりも、最後に唇をさらに丸めます。
「ウーヮ」のように、最後に「ワ」の口になって終わるようなイメージです。
「ワ」は声には出さなくて大丈夫です。

【例】
new(新しい),true(真実),stew(シチュー),chew(噛む),tool(道具),pool(プール),balloon(風船),soon(すぐに),moon(月),June(6月),juice(ジュース),shoes(靴),boot(ブーツ),group(グループ)

英語の母音の発音7[oʊ]

この音はuとu:のような感じで、最後に「ウ」をつける傾向があります。
先ほど述べたように、日本語の「ウ」よりも最後に唇を丸めて発音すると、より英語らしくなります。
「オーウヮ」のような感じです。

【例】
go(行く),no(いいえ),toe(足先),note(ノート),boat(ボート),road(道),loan(ローン),know(知る),snow(雪),slow(遅い),pole(柱),bowl(ボール),phone(電話),home(家),hope(希望),pose(ポーズ)

まとめ

英語の発音は勉強することよりも慣れることが大切です。

正しい英語の発音をしっかり何回も聞いて、カタカナの発音とはどう違うのか、文字通りの発音とはどう違うのか注目してみましょう。
聞きながら、恥ずかしがらずに何度もそのままそっくり真似して練習を繰り返します。
意識を向けて、何度も繰り返して練習することで、知らないうちに体が正しい発音を覚えてくるはずです。

また、英語は日本語よりもはっきり発音する必要があります。
英語を話す人は縦に指が三本入るほどの大口を開けて喋っていると言われていますが、私たちが普段話すときの口だと縦に指三本なんて入りませんよね。
だから、日本人は英語をボソボソ喋ると言われるのです。
日本語を話すときと同じようにボソボソ喋ってしまうとネイティブには通じません。

自信を持ってはっきり発音することを心がけてみましょう。

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