英語を使うお仕事/業界、職種、難易度…どんな仕事があるかについて徹底解説！

こんにちは！Lilyと申します。

「好きな英語を使う仕事がしたい」「英語を生かせる仕事ってどんなのがあるの？」「そんなに高いレベルじゃないけどできる仕事はあるのかしら？」
今回はそんなお悩みを解決できる、”英語のスキルが生かせる仕事”やそれに必要な英語力の目安、TOEICのスコアと照らし合わせてご紹介いたします。

私Lilyは４１歳のときに普通の保育士から英語保育士へ転身。
その後インターナショナルスクールを経営し、アメリカやカナダ、デンマーク、オーストラリア、シンガポールなどで仕事や英語教育の研究をするようになりました。
そんな人生を変えるチャンスがあなたにもあるかもしれませんよ！！

英語が必要とされる仕事と英語力の目安

１．初心者レベル　（TOEIC400~495点）

・通関士
輸出入者に変わって通関手続きを行い、そこで取り扱う申告書などの通関書類の審査と記名・押印などを行います。貿易関連で唯一の国家資格でありながら、受験制限がなくチャレンジが可能です。　書類上の英単語のチェックなどがほとんどなので、それほど高い英語力は必要ありませんが、海外の通関士として仕事をすれば英語力が優遇されることもあるでしょう。

・接客スタッフ
訪日外国人が多く訪れるようなお店や、都心部のレストランなどは英語を話すお客様がたくさん訪れます。　最初はマニュアル通りの会話でも、接客をしながらいろんな場面に対応できる会話力を養える仕事といえます

・テーマパークスタッフ
人を楽しませることが好きでサービス精神が豊かな人には適職といえましょう。
コミュニケーションスキルが高い人材が求められるため、簡単な英語でも抵抗なく話せるモチベーションが必要です。

２．日常会話レベル　（５００~５９５点）

・OA事務
英語表記のテンプレートを使用したデータ入力や経費申請、英文での資料作成やメール対応などが主な仕事になります。それほど高い英語力はなくとも、PC操作と基本的なofficeソフトを使用したスキルを持っていることが必須となります。

・旅行スタッフ
旅行会社によって、ホテルや飛行機の予約などの手配をするものから添乗員などさまざまな種類があります。思わぬトラブルなどに対処できるよう、ある程度の会話力が必要で、また業務上の専門用語も多く使われます。

・システムエンジニア
最新の情報を仕入れ、システムの開発や制作をします。常に最新の製品やテクノロジーを探求するため、特に英語で書かれてあるマニュアルやドキュメントを読解する力が必要とされます。

・グランドスタッフ
ある一定の学歴（高卒以上）や英語力が必要とされます。空港で勤務する航空会社の地上職員であり、空港カウンターなどでお客様への接客業務に従事するスタッフのことです。外国のお客様と接することが多く、常に優れた接客マナーとコミュニケーションがとれる日常会話程度の語学力を必要とします。

・入国審査官
訪日外国人の出入国審査、日本に在留する外国人の在留資格審査、出入国管理等を行う仕事です。スムーズに審査を進められるコミュニケーション能力が求められますが、必ずしも高い語学力、というわけでもなく、採用後に各種研修制度もあるのでそこで語学力をアップする環境でもあります。

３．生活圏レベル（600~695点）

・CA
キャビンアテンダント（CA,客室乗務員）はいろいろな国の人をお客様として迎え、国内外問わず高い英語力を求められるお仕事です。一定以上の英語力が必要とされるのはもちろんのこと、実際に英語を聞く、話す、使う、そして円滑にコミュニケーションをとるなどの高いスキルが要求されます。

・貿易事務
輸出、輸入に関わる商社やメーカーなどで働く事務職を言います。英語力や貿易に関わる専門的な知識を求められますが、「貿易事務検定」の資格や、PCスキルがあるとなお有利です。

・子供英会話講師
明るく子供が好きで、サービス精神やボランティア精神がある人にとても向いている仕事です。英語力はそこまで高いものは要求されませんが、児童英語インストラクター資格やJ-SHAINEなどの資格があると有利と言えます。

・海外添乗員
旅行会社が企画し販売するツアーに、お客様と同行して旅程を管理したり、ツアーの運営をするお仕事です。旅行先での基本的な会話と、トラブル時に対応できる英語力が必要です。特にとっさに正しい受け答えができるヒアリング力が大切になってくるでしょう。

４．ビジネスレベル（700~795点）

・商社
海外とのビジネスが多い憧れの仕事です。必然と英語を使って行う業務が多いといえます。部署によって英語を使う頻度は異なりますが、どちらにしても高い英語力があったほうが有利です。

・バイヤー
バイヤーになるための資格というのは不要ですが、商品に対する豊富な知識が必要です。アパレル業界でのファッションバイヤーなどで活躍したいということであれば、「販売し検定」「ファッションビジネス検定」「ファッション販売能力検定」などを取得するのも。高いコミュニケーション力があれば、買い付けなどで現地の価格や納期の交渉などにも役立つ貴重な人材になることでしょう。

・日本語教師
日本語学校などで、日本語を母国語としない人々に対して日本語を教える先生です。
国内では、日本語で日本語を教える（直接法）教師が多いですが、海外で教える場合は現地の学生と直接コミュニケーションが取れるような英語力がある先生が求められます。

・留学カウンセラー
海外留学に関する経験や知識を持ち、留学希望者の留学を実現するサポートをするお仕事です。留学先とのコーディネイトを行うため、書類作成やメールのやり取り、また電話のやり取りなどがスムーズにできるくらいの高い英語力が必要とされます。

５．専門レベル（800~895点）

・特許技術者、特許事務
特許技術者とは、特許を出願するため必要となる書類などを作成する「特許事務」を行う人を言います。各国の特許に関する法律や、特許取得に必要な書類の知識など高い専門性のあるスキルが必要になります。

・人事
グローバルで統一されている人事システムや研修等の導入の際に、海外の本社と円滑にコミュニケーションをとれるくらいの英語力が必要です。外資系企業での実務経験があるといっそう有利です。

・外資系企業の英文事務
英語を用いた事務全般が、英語力に応じてではありますが、海外の会社とのメール対応、英文の資料作成、翻訳通訳業務など幅広い業務に対応できることは必須です。
もちろん専門的な英語力が求められますが、実務を積み重ねることで英語力に応じて可能な業務の幅を広げて活躍することができます。

・実務翻訳・産業翻訳
ビジネス全般、機械・電気電子、IT、医学・薬学など広いい範囲にわたる分野を扱い、翻訳業界全体の８～９割を占めるともいわれています。高い英語力と検索力、日本語力も必要となる仕事です。

６．ネイティブレベル（900~990点）

・通訳・通訳案内士
通訳には同時通訳、会議通訳、商談通訳、放送通訳などがあり、外国語と母国語で話されら内容を瞬時に訳すことができる高いスキルが要求されます。
通訳案内士は、訪日外国人に外国語で観光案内をする仕事で、国内の歴史や経済に関する知識も求められます。

・翻訳家
外国語を日本語に翻訳する仕事で、文芸翻訳、映像翻訳、実務翻訳（産業翻訳）に分けられます。もちろん英語力は高ければ高いにこしたことはありませんが、特にリーディング力や文法力が必要とされます。

英語の仕事に就くために必要なこととは？

「自分の英語のスキルはそんなに高くないけどどうしたらいいかしら？」TOEICや英検だけでなく、「英語を使う仕事」に就くためには他にも必要なことがあります。

１．どんな仕事がしたいのかを明確にする
自分の英語力以外のスキルも考えてみてください。「接客が得意」「経理事務の経験がある」など、自分の英語以外のスキルや経験を見極めて、どんな仕事が向いているのかを明確にしましょう。

２．国内企業で働くか、海外企業で働くか
英語を使うからと海外だけで働くとは限りません。日本企業でも英語が得意な人材はとても貴重で、待遇面でもよい条件で仕事を見つけられることがあります。

３．TOEICや英検などに挑戦し資格を取り、自分の英語力と仕事に必要な英語力を見極める。
年齢制限もなくチャレンジできるTOEICや英検の資格は、仕事に就く時の大きなアピールになるとともに、自信にも繋がります。

４．実務経験を積む
英会話学校の事務や外資系企業の英文経理などの実務経験を積むことも大きなアピールポイントになります。また、最近ではクラウドソーシングなどで英語を使った仕事の求人などもあるので経験するのもいいのではないでしょうか？　常にスキルアップをし、夢をかなえましょう！！

英語を使う仕事のこれから

現代ではグローバル化が進み、世界共通言語である英語のスキルがあることは、大変強みになります。

まず第一歩として

・観光案内スタッフ
・リゾートバイト
・飲食店やホテルのスタッフ
・翻訳・通訳のアシスタント

などでスキルアップを図るのもいいでしょう。

また、オンライン化が急激に進むいま、海外へのネット販売や英語のプログラミングなどの仕事も急増しています。「英語＋専門的スキル」を身につけ、より専門分野に特化して英語を使う職業を持つことが今後求められる人材となることでしょう。

まとめ

さあ、いかがでしたか？
今回は英語のレベル別でいろんな英語を使ったお仕事をご紹介しました。
どんなお仕事でも、「英語でコミュニケーションができる」ということは、世界中の人々と関わりながら活躍ができるという、素晴らしい未来に繋がっています。
英語にプラスして自分の特技やスキルを活かし、人生を謳歌するチャンスがあなたにもあるのです！

Lily