いつも、私達が朝礼などでお客様のレッスンのお誘いはじめ、フォローを重視していますが、
今日はなぜ、それが大事なのかということをちょっと学術的に書いてみました。
先日be-meシステムにもコンテンツとしてアップしましたが、
そのコンテンツの中で、なぜ会話のスクールである私達が「書く」ということを通じた
復習を推奨するかを、「エビングハウスの忘却曲線」を使って説明しました。
https://ganbare-watashi.net/common/img/contents/data/method/3.pdf
(※こちらの、12ページから14ページあたりを読んでみてください)
エビングハウスによると、人は学んだことの74%(人によっては79%という人もいます)を
1日で忘れてしまうそうです。もっと衝撃的なのは、それ以前に、1時間後には56%も忘れているんですけどね。
これは、「学ぶ」という行為での例としてあげられていますが、
当然ながら、「予約する」って行為だったり、「約束する」だったり、「人に頼まれる」という行為もかなり似たような
現象が起きるわけです。
エビングハウスはこの「忘れる」ことを減らすために「復習」という
行為の重要性を説いているわけです(14ページあたりを読んでみましょう)。
これは、勉強ですと「復習」=特に書くことを通じて脳に刷り込むことで
かなり防ぐことができますが、他人とのアポイントメント(約束)や、こちらからのご案内にも
同じことが当てはまります。
ただ、ここは復習するのは当人ではないので、相対側にいる私達がリマインドを
して上げる必要があるわけです。
多分、ご予約なんかでも予約した瞬間は覚えていても、3日後にたまたま
お電話とっていただけた時ってどうでしょう?多分、「あれ、そんなのあったっけ?」という感じで
お電話をお取りになる方もいらっしゃると思います。私達は、ちゃんと履歴を見ていて覚えてくださっていて当然、と
思ってしまいますが、パッとネットなどで申し込んだものなんかはこのエビングハウスの曲線以上に早く忘れてしまうもんです。
私も、勢いで買ってしまった通販の商品なんかは、買ったあとすっかり忘れていて届いた当日に思い出すことがあります(笑)。
なお、予想がつくと思いますが、1週間後以降にご連絡を取る時なんかはもっとドライに当てはまります。
ショックかもしれないけど、すっかり忘れている人が大部分なのは仕方ないのです。
それをこのエビングハウスの法則に当てはめると防ぐ方法はただひとつ。
記憶がフレッシュなうちに、早めに何とかリマインドしてあげることです。
なぜなら、時間が経過すればするほど忘れてしまうから。
だからこそ、ご予約頂いた時って早いほど繋がりやすかったりするわけです。