昨日、一昨日とお休み頂戴できましたお陰でエネルギーのチャージもできました。
私は普段は一日18時間位パソコンとつながってるので、たまには、メールなども最低限の返信にとどめる
日を作ることって大事だなと思いました。
さて、今日は原因と結果の関係について。
昨日、久しぶりに車を運転していたのですが、熱海から箱根峠を越して御殿場に至る山道を運転しました。
東京も同じだったと思いますが、昨日は雨日和。そして、山の中は濃霧でした。
はじめ、標高も低いうちは視界も10mくらいはあるので、周りの新緑を楽しんだり、ちょっとライトをつけて少しゆっくりめに運転していれば大丈夫だろうとたかをくくってましたが、普段なら富士山のよく見えるポイントあたりまで標高があがった時、司会は1mまで悪くなりました。
文章で書くとあまりイメージわかないですが視界1mって、車ですと本当にちょっとミスしたら対向車線の車とぶつかるかもしれないし、カーブに気づかなければそのままガードレールにぶつかったり、最悪、崖から落ちてしまいます。
かといって、ゆっくり走り過ぎたら後ろから車がきたらぶつかるかもしれないです。
料金所も霧のせいで、入り口にはいるまで気づかないというような状態でしたが、
こんな時に思い出したのが、原因と結果の関係でした。
もちろん、この日の私の期待する「結果」は無事に無事故で御殿場までつくこと。
でも、その結果自体って私にはコントロールできませんよね。お天気を良くすることも私にはできません。
コントロールできるのはあくまでも、その結果に導くための途中経過であるプロセス(原因)です。
ここでいうと、
・ 時速20km以内で超安全運転をする
・ 昼間だけれどもライトをつけて、前後の車に見つけてもらいやすくする
・ ラジオも消して些細な変化にスグに気づくようにする
といった、プロセスについては私がコントロールできる原因なのでこれだけに意識をしました。幸い、何事もなく(結構何度か冷やっとしましたが)無事に御殿場まで辿り着いたのです。
これと同じことって仕事でもよくあります。
なぜなら、人間普通はどうしても結果が気になるものですから。
これについては、アメリカで交渉関係のエキスパートとして有名なジム・キャンプがこう言ってます。
「行動、振る舞いにフォーカスして、結果のことは忘れろ」
と。
交渉などでは、契約成立が目的になりますよね。
ところが、契約成立という結果は、どんなによい条件で交渉したとしても、最終的には相手次第です。
相手のその時の経済状況、コンディション、環境などいろいろな外部要因に依存しています。そして、相手が最終的にその交渉で、イエスと言うか、ノーと言うかの決定権はあなたではなく、相手にありますよね。
つまり、こちらが結果はコントロールできません。
なのに、「交渉を決める」ことを目標としているとコントロール出来ないところに目標を設定してしまいます。
一方で、交渉時の自分の立ち振る舞いや行動、しゃべり方は完全にこちらがコントロールできますよね。
ですので、そこにフォーカスして、結果を忘れようというのがジム・キャンプさんのポイントです。
これって、私たちの仕事の仕方やお客様の英語の上達にも当てはまりますよね。
お客様が英語を上手になりたいという結果はコントロールできません。
でも、例えば、ご入会時の資料にも書かれているように、英語を上手になるためにお客様におすすめしている勉強法ーこれはー
英語を上手になるという結果に関係する原因となるわけですが、
例えば、
・ 週に1度必ずレッスンにくること
・ レッスンで学んだフレーズ、単語を手書きで書くこと
・ 予習を行うこと
などは英語を上手になるための「原因」=「プロセス」の部分ですのでお客様がコントロールできます。
ここにフォーカスしないといけないということですね。
そして、こうした小さなステップを1つ1つこなすたびに人間は達成感を得ることもできます。
達成感を得ると、人間の中にあるエンドルフェンやドーパミンと言った達成ホルモンが出てとてもきもちよくなります。
逆に、
・ 英語を上手になる
・ 理想の彼氏をゲットする
・ 痩せる
などの結果をゴールにしてしまうと、それを達成するまでにとても時間がかかります。
また、小さな達成がないですし、結果そのものはコントロールできません。
結果として、途中で投げ出してしまったり、諦めてしまったり、
また、うまくいかないということがストレスになっちゃったりします。
今、レベルチェックのマニュアルを作りなおしていますが、まさにお客様にもこのあたりの結果と原因の関係を整理してあげると、
結構すっきりするケースがあります。また、私たちの仕事も同じことですが、結果は最終的に大事なんだけど、その結果に導くための原因となるプロセスをちゃんとできているかに気持ちを配ると良い結果が出やすいですよ。
などと、昨日車をヒヤヒヤしながら運転していて思い出しました。