その1:好きな人に告白するかしないか
身近なところに好きな人がいたとき。
A: 思い切って告白するか
B: 断られるのが怖い。いい友達のままでいる。
そして、「自分にピッタリの相手がいない」と不平を言う。
その2: 自分の大事な友だちが自分が知ってる手癖の悪い変な男にひっかかった。
どうするか。
A: その子は本当に大事な友だちだからそのことを言う。
B: 嫌われるのが怖いから何も言わない。
そして、「あの子のことが心配だ」と外で他の友だちにいう。
その3: どうしても組みたい人がいる。
今まで電話5回したけど秘書のところで止まってる。
A: 頑張って自分の気持ちを何度も伝え続ける。
B: 秘書に冷たく断られるのが嫌だからもう諦める。
そして、「あの秘書がいなかったら」と後悔だけする。
その4: 自分の後輩(先輩でも)の無意識にしていることがお客様や他のスタッフにも良くない。
A: 思い切ってそのことを伝える。
B: 空気を悪くしたくないから何も言わない。
そして、「あの先輩(後輩)は・・・」と言う。
全部、実はここではAの時とBの時と共通することがあります。何でしょう?
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それは、Aは相手のことを考えているからこそ、その気持を相手に伝えていること。
つまり相手目線なんです。ちなみに、その3は最近あった、私のケースです。
一方、Bはどうでしょう。
何もしない、あるいは、言わないというのは一見相手を傷つけたくないからそうしてるように
見えるかもしれないけど、実は、一番気にしているのは傷つくかもしれない自分が嫌だから避けてるんです。
つまり、相手のことを考えてるわけじゃないんですね。
関西弁で言うと、人間はええ格好しいです。
なるべく、断られたくない、傷つきたくない、相手に嫌な反応をされたくない。
でも、こうしたアプローチは実はすべて相手のためじゃなくて自分のためになっちゃってるんです。
Aの思考方法は相手のことを考えてるから、耳に痛いこと、ハッとすることを素直に言えることです。
もちろん、たまーに冷たい反応もあるかもしれない。自分もたまにちょっと傷つくかもしれない。
でも、その10倍以上いい反応や素敵なドラマがあります。
相手の記憶にも残ります。
Bの思考方法は自分がキズつかないことだけ考える。
そうすると、嫌われることもないけど、相手は今の状態を放置することになる。
自分が傷つかない代わりに、相手も犠牲にしてるのです。
スターバックスは本社には↓言葉を書いたポスターを張っているそうです。
私もこの言葉好きです。
■ The world belongs to the few of us still willing to get our hand dirty.
手に泥がつかないと、世の中を変えていくことはできない。
ちょっと、大げさだけど、相手のことを本当に思うと自分が格好つけたり、傷つくのを避けるのなんかどうでも良くなります。
でも、面白いものですが、格好つけず、そして、傷つくのを恐れないほうが、
それが巡り巡って自分にもはるかに良い結果をもたらしてくれます!
世の中面白いものです。