お客様向けの学習コンテンツでも何度か引用させていただいている、
スティーブン・コヴィーの「7つの習慣」。世界で最も、売れたビジネス書の一つです。
本を読み慣れてない人には使い回している表現が難解なところもありますが、
自分自身のひとつひとつの行動指針としては最も優れた書籍の一つじゃないかと思います。
(もし、読みたい人がいたら言ってください。購入してプレゼントします。)
今日の農場の一夜漬けの喩え話は色んな人が、色んな喩え話で表現しています。
私の好きなひとでいうと、これまたよく引用することがありますが、
ブライアン・トレーシーは、”Iron Law of the Universe”(黄金率)として、”Law of Cause and Effect”もしくは、
“sowing and reaping”(種まきと収穫の法則)と言っています。
“The person you are today, your innermost character, is the sum total of all your choices & decisions in life to date.”
つまり、今日この日収穫した事(結果)は、大体半年前に自分が決めたことの裏返しである、
ということですね。
また、もう一つのポイントは何かを動機付けとして一瞬頑張っても続かなければ
意味が無いということ。
農場には一夜漬けは通用しないですよね。
春に種まきを忘れたらそれでダメです。
春に種まきをしても、夏に遊びほうけちゃって農場を放置したらそれでアウト。
秋だけ慌てて収穫の為に一夜漬けで頑張る、ということは出来ません。
種をまいたものしか刈り取りはできないんですね。
ふと、自分自身を振り返るとどうでしょう?
私も、自分のマスタープランとして手帳にこの5年間で達成したいことを、仕事、プライベート、公的な立場と
それぞれ書いていますが、まだ、種まきに至ってないものも沢山あります。あるいは、着手しているけど、進捗してないものもあります。
これらは、放置すれば結局収穫に至らないわけで、ちょっと焦るわけです。
皆さんはどうでしょう?
きっと、今、自分自身を客観的に見てみた時に自分の理想とする姿と今との中で
ギャップに感じるものがあったりしないでしょうか?
それは、ひょっとすると、種まきや夏の水やりが抜けているものかもしれません。
1日、1日で見るとその差は小さく感じるかもしれませんが、半年の差となった時、目に見える形で
結果に違いが出てきます。
PS:つくづく思いますが、日本語翻訳版の書籍で読んでも難解な部分があるということが
何を意味するかというと、逆説的ですが、母国語である日本語力を高めることの重要性です。
旅行や日常の会話というのは、単語力で言うと2000くらい、つまり、中学・高校レベルの
単語力があれば、十分です。でも、例えば、このコヴィー博士の本を英語で読もうと思ったら、1万語くらいは最低でも必要かなと思います。
そして、その1万語の中には日本語に訳してみると、日本語でも実ははじめて知る単語もあったりするかもしれません。
つまり、外国語力がある一定度のレベルになってくると、本当にそれ以上、上手になろうと思うと、
母国語での表現力が豊富でないとダメということが分かります。