こんなスキルを持つと、すごく仕事がうまくいきますよ、ということを思い出してみました。
(偶然、この事を思い出して書斎からその本を取り出したら、ピッタリそのページが出てきました。不思議なものですね。)
ちなみにこのセクションは、Michael Mastersonという方の「The Pledge – Your Master Plan for an Abundant Life」という
本に書かれていました。
仕事、人生問わずいいこと、楽しいことだけでなく時にはやりたくないこと、嫌なこととも向き合わなくてはならないことがありますよね。
そして、人間は嫌なことがあるとその気持を引きずるものです。
でも、憂鬱な気分というのは仕事上の調子を悪くしてしまったり、他人にもその感情が伝わったりとあまり得することがありません。
私もそう分かってても、やはりやってしまうことがありますが・・・。
でも、仕事も人生もいいことと悪いことどっちか選べるのではなく、どっちも一緒に重なったりすることがあります。
でも、折角いいことがやってきた時に、前の嫌な気持ちを引きずっていたら損ですよね。
そんな時に持っておくと良いスキルが「感情の切り離し」のスキルです。
これが分かりやすいのはスポーツだったり営業の世界。
例えば、ゴルフをやる人がいるか分りませんが(私もしません)、折角良いお天気で、いい空気を吸って太陽を浴びながらゴルフをするはずなのにうまいショットが打てないでスコアが悪い。となるとイヤになっちゃって、気分も暗くなるかもしれません。
ましてや、知り合いや家族とやってたら尚の事嫌になりますよね。
でも、そうなってしまうとその空気というのは周りにも出ちゃうし、何より、そういう気持ちでゴルフをやっても楽しくありません。
きっと、益々スイングは悪くなって良い結果は出ないでしょう。
だったら、まずは、良いスコアを出すこと(=結果)を目的にしないこと、あるいは周りの目を気にしないこと。そして、そのエネルギーはシンプルに良いスイングをすることだけを心がけるとどうでしょう?周りのことも気にならないから、エネルギーは前向きになりますし、意外とその方が良い結果が舞い込んできたりします。
創業間もない頃はどんな会社もかなりやばい時期を経験するものですがbもそうでした。
私が唯一ラッキーだったのは、どんなに辛くても寝れること(笑)。毎月赤字で会社のお金がどんどんなくなって、ある時残高を見た時、
サラリーマン時代の私の個人の貯金より少なくなった時、起きている間は「来月もこんな状態だったらどうしよう」と一日中心臓がバクバクしたりしました。ですが、幸いのび太くんもビックリなくらいスグに寝れたので、体力だけは落ちずに冷静な気持ちで判断が出来ました。
でも、これが感情的切り離しができないとどうでしょう?
夜も眠れないし判断が狂ったり時には、勢いで飛び込み自殺をしてしまうような方もいらっしゃるんだと思います。
(きっと、金銭絡みの自殺の多くはこうした判断力が鈍って勢いでしてしまっているケースが結構あるんじゃないかと思います。)
生々しいお話をかいてしまったので、もう少し、分かりやすい例を本から引っ張りだしてみました。
こんな感じです。
■ Emotional Attachment(感情的こだわり)
大学時代の恋人と結婚したいと思ってプロポーズしたが断られたので打ちひしがれている。
■ Emotional Detachment(感情的切り離し)
大学時代の恋人と結婚したいと思っていた。でも、もちろん相手があってのことなのだから、結果はどうなるか分からない。
結果を切り離し、ダメだったらダメで仕方ないと思った。そうすれば、断られても気にならないし、また前に進むことができる。
■ Emotional Attachment(感情的こだわり)
土曜日の午後にピクニックに行きたいのに雨が降って気持ちがブルーになって、結局一日中家でテレビ見て終えてしまった。
■ Emotional Detachment(感情的切り離し)
土曜日にピクニックに行くつもりだったが、天気(結果)は自分がコントロールすることは出来ない。だから、
腫れてほしいという感情は一旦、切り離しておいて、ダメだったらプランBとして映画に行くことにする。雨が降っている時は喜んでプランAを捨ててプランBを実行に移せば置いのだから、天気に対して腹を立てることもないし、嫌な感情を他人に振りまくこともない。
どうですか?
書くのは簡単ですがなかなか難しいのは分かります。
でも、このスキルがあれば前に嫌なことがあっても気持ちの切り替えも早くできるので次に良いことが回りこんできた時
スグにポジティブで冷静な気持ちでその良いことと向かい合うことが出来ますよね。
是非、何かに気持ちが引きずられた時に思い出してみてください。
きっと使えます。