英語の勉強にもなりますがPlatoの言葉です。
Platoと書くと分かりにくいですがプラトンのことですね。
言わずと知れた古代ギリシャの哲学者です。
“conquer”は動詞で「征服する」とか「克服する」というニュアンスの意味。
つまり、最初でもっとも大事な勝利は自分に打ち克つこと、ということですね。
人間は何かをする時意識しているか無意識のうちにかは別にその時、その時の行動について
いくつかある選択の中から「選択する」という行為を行っています。
分かりやすい例えが、仕事が終わって家に帰った時。
テレビを付けて唐揚げ片手にビールを飲もう、と思うこともあれば少しダイエット中だからお酒と油物は控えよう、
と思うこともあるかもしれません。
いずれの行動を採ったにせよ、人はその時どちらの道を選ぶかを「選択する」という
行為をとっているわけです。
ところが、難しいことに人はやりたくないことをやらなかったり先送りしてしまう生き物です。
そして、楽で楽しい方を選んでしまう。
だから、先ほどの例えだと唐揚げにビールを選んじゃう人のほうが多いわけですね。
そして、心のなかできっと「今回だけ・・・」とか「今日はいいや」というexcuseをしていることでしょう。
皆さんの中でもあると思いますがお客さまと対面している時など「この言葉を思い切っていうことが出来ていたら
違う結果になっていたかもしれない」と思うけど、言えなかったことってありませんか?あるいは、この仕事をしようと
思いながら、「まぁいいや」と放置してしまったり。
それは、「言わない」「やらない」という行為を「選択」しているわけです。
どうしてかというと、言わないほうが気持ちとしては楽だからですね。
お客さまで続かなかった人も似ているかもしれません。
多くの方が挙げる理由は「忙しい」ですが、本当に忙しくて続けられない人って恐らくほとんどいないでしょうね。
多くの方は、「自分はちゃんと週に1回、サボらないで頑張ることが無理だから脱落する」という「選択」を実はしちゃっているわけです。
ただ、さすがにそういうのは恥ずかしいし、それを自分で認めるのは辛いことです。
作家のマークトウェインの言葉で、
“There are a thousand excuses for failure, but never a good reason”
という言葉があります。
この言葉を認めるのは、楽な方を選んだ時には悔しいですがあたってますね。
これを打ち克つ方法はただひとつ。
やることをやって、習慣にすることです。
人はそれが好きか嫌いかは別にして21日間続けるとその行動が習慣化すると言われています。
毎日頭のなかで唐揚げが浮かぶかもしれないけど、自分に打ち克ってお酒や油物を控える、という選択を21回続ければ
やがてそれが習慣になり、その後は気になりにくくなります。
そして、体調が良くなる、あるいは、肌がキレイになるといった良い結果が出始めると
今度はそれが楽しくなります。これは、脳内麻薬の一種でエンドルフィンという神経物質が出てくるのですが、
このエンドルフィンは辛いことを達成した時に出るホルモンの一種ですが、これが出始めるからだそうです。
マラソン選手が完走した時とても満足した顔をしていますよね。
普通に考えて、あんなに辛いことをやってるはずなのに不思議なものですがそれは、苦労を耐えて
走る習慣をつけて実際に、マラソンの試合で実現した時にエンドルフィンが出ているからだそうです。
仕事でもエンドルフィンは出るそうです。
私も自分のやるべき事を手帳に朝一番で書いて、一日が終わるときに全て完了していると
何か満足感がありますが、きっとそうなのかも。
いずれにせよ、今、ひとつひとつ自分がやってることは
自分が「選んでいる」ということを思い出しましょう!