こう思うと気が楽になりますよ。
想定外のことが起きた時、大変だ〜と思いますが所詮自分の身の回りで起きている問題というのは
今の自分のキャパまでしか問題が起きません。
だからここで逃げるか逃げないかでその人のキャパはどんどん増える人もいればいつまでも
同じキャパのままの人もいる。
例えば、私のキャパで起こる問題って自分にとってはもちろん大変なことです。
会社の財務状況を常に健全に保つこと、あるいは人の採用。どれひとつとっても凄く大変に感じます。
でも、それは世界中のどんな会社も同じ問題を持ってるわけです。それを大変、大変とずっと思うだけで動かないといつまでも
同じレベルの悩みを抱え続けるだけです。それを問題と思ってたら5年後、10年後も同じレベルの問題を大変と思ったままでしょう。
一方で、例えば私個人が日本中の何百万社という会社の問題を全て引き受けることはないですよね。
あるいはもっとマクロに、世界で起きている紛争の解決を私個人が引き受けることもありません。
何が言いたいかって言うと、自分の身の回りで起きていることで問題だ−って思うことの
ほとんどは、今の自分の脳力の範囲を生写してるわけです。
逆に成長してキャパが拡がるとどうでしょう?
拡がった分、その新しいキャパで新しい問題が出てきます。
そして、今度はそれが自分にとっての問題のキャパが更に増えてるわけです。
つまり、常に問題というのはあるわけでその問題のレベルというのは今の自分のレベルの
範囲を超えることはないわけです。成長すればもっと大きな問題がチャレンジとしてやってきてくれます。
そう言うと、メンタル・タフネスなんて自分の性格はこうだから
トレーニングなんて無理だ、って思っちゃうかもしれません。
私自身、サラリーマンの時困った時いつも助けてもらう上司が何人かいました。
で、案件が重くなりすぎると抱えるのが辛くなって渡しちゃったりして、自分の荷物(問題)を他人に解決することを
お願いしちゃう悪い癖がありました。今だから思うけど、自分が抱えるには重すぎてそれが気が重くなったことがキッカケで辞めたような仕事もありました。
つまり私自身、かなり依存癖があり、メンタルタフネスは非常に弱かったと思います。
ただ、今は立場上逃げれないので全部取り敢えず誰かに頼んだり、上司にお願いするということが出来ないから、
自分でやる癖がつきました。そして、正面から受け入れて自分の力で解決し、乗り越える回数が増えてくると、後で振り返ると、
「昔は何であんなことで大変だなんて思ってたんだろう」と思えるものが増えてくることに気付きました。
(もちろん、まだまだ大したことないレベルですが)
漫画好きな人がうちは多いから漫画で例えると、ドラゴンボールの孫悟空は
はじめはそのへんでちょっと強いレベルの人間のヤムチャにも負けてました。でも、向き合って色んな敵と戦い成長すると
気づけば宇宙一強いフリーザ様とだって戦っちゃうわけです。あるいは、ベルセルクならガッツ。初めは人間と戦うレベルで使徒と戦うのなんて夢のまた夢。でも、どんどん自分の問題と向き合って戦い続けて成長するうちに、ゾット級の超強敵な使徒とも戦えちゃうわけです。
(いい例えか分からないですが(笑))
危機は英語で言うとdangerとかcrisisと訳されるのであたかも
危ないことだけを意識しますが、漢字の危機は読み直すと、「危は機(機会)なり」とも言えるわけです。
問題が起きたらすぐ人に聞くのじゃなくて自分で解決してみましょう。