昨日トレーニングをしている時にこの図を久しぶりに
見なおしていて、改めていいな~と思ったので再掲載。
よく、素直で謙虚な人は成長するといいますがそれが何故かを
この図がうまくまとめてくれています。
社会に出て、仕事を始めるときよく、「好きなことだけやりたい」「得意なことに集中したい」と
いう人がたまに面接でもいらっしゃいます。また、テレビなんかでも教育方針として、好きなことだけやらせて
強みに特化したらいい、なんて論調が一時よく言われていました。
もちろん、この論調に全て反対する気はありません。
例えばサッカーの本田圭佑なんかは子供の時にセリエAに行くと誓ってそれを実現するために
ものすごい努力をしたわけです。
一方で、それぞれの人にとって本当にやりたい事は何なのか、ということは
結局のところ選り好みをせずにやるべき事をやっていく中で気づくものだと思います。
今、この瞬間に自分が得意だと思ってること、好きだと思ってること、
というのはあくまでも、今この時点での自分自身の価値観や、得意だという思い込みから来ているわけです。
特に若いうちに思っている自分の強みとか自分のやりたいこと、というのは、
自分のまだ短い経験から判断している狭い世界の中での価値観なだけのことである可能性が高いわけです。
だからこそ、自分がやりたいことだけじゃなくて、与えられたことも
好き嫌いの感情を入れずにやってみる。はじめは、「自分には合わないな」と思ってたりすることも
沢山ありますが、こなしていくうちに、また違う世界が見えてくることって多々あります。
そして、その違う世界に行った時にもう一回自分自身を見つめてみると、
自分のやりたい事も、あるいは得意なことも昔と全然違ってくることがあるわけです。
それが成長、だと思います。
そのコツは、素直にやってみること。
あるいは、今の自分はまだ未完成だからいろいろやってみようと思える謙虚さ。
(これが盲目になっちゃうのはよくありません。どこかで客観的に自分を冷静に見つめる視点が必要、という意味です)。
ちょっと食べ物と似てますよね。
子供の頃、大人がどうして酒のつまみをちびちび楽しみながらお酒を飲んでたのか
意味が分りません。ところが、不思議と年を取っていく過程でそうしたものを食べたりする経験を積むと
味に対する価値観も皆さんも子供の頃と較べて変わっていったはずです。
仕事だったり人生に対する価値観というのも結局のところ、
食わず嫌いをしないことが大事なんでしょう。