これって逆説的だけどそうだなと思いますね。
嫌なことを避けたほうが良いと思うと、結果的に良いことも避けてしまう。
人間って「やって良かった」と思う可能性があることをするために
リスクをとるか、それとも、「失敗したくないからやらない」ということで失敗回避の行動を取る時と
どちらが多いかというと、リスク回避の傾向の方が高いと思います。
でも、本当にやってて良かったと思う感情を得るためには
ひょっとするとその気持とは間逆な嫌な思いを得てしまう可能性もあるわけです。
だから大多数の人は、その嫌な思いをしないために失敗でも成功でもない、玉虫色のところに逃げちゃうことが多いわけです。
イメージとなっちゃうけど、10回のチャンスがあったとして
もちろん、そのチャンスにはとてもうまくいく可能性もあるしうまくいかない可能性もある。
この時に2つの行動の取り方があると思います。
例えばはじめから「うまく行かなかったら嫌だなー」と思いながらやってみると不思議だけど
うまくいくことはありません。その分、嫌な思いをしたり傷つくことも少ないかもしれないですけどね。
一方、まずはあまり先入観を持たずにやってみよう、と思い切ってみたらどうでしょう?
きっと、そのうちの半分以上はうまくいかないかもしれないけど、きっと、2つか3つは「思い切って良かった」と
思える良い経験があることでしょう。
私個人で言うと先日のFBは結構はじめに自分の先入観を持たないように考えたことが
良かったと思います。
正直、皆さんもFBやってるとお気づきだと思うけどこのケースではうまくいかないことが多いです。
でもそれでも時々うまくいきますよね。
私の場合は、丁度今は、bの決算前の時期です。
マーケティングだったり今手を付けておきたいことが沢山ある時期なので、ただでさえ、
手帳はやることリストで真っ黒。本音としては1日2件FBやる時間あったら、パソコンに向かいたい時期ですし、
そちらに集中することが会社全体の利益だと思うわけです。でも、そうも行かないことってあるわけです。
だから、どうせそのTODOの時間を後回しにしてFBをするなら
どんなケースにあたったとしても良いご縁にしたいと思いますし、やるなら、bにピッタリの人がはじめから来てくれると嬉しい訳です。
でも、そんなのは確率論です。
ただ、はじめから難しいんじゃないかと思って臨んでたら・・・・。
きっと、うまくいかなかったと思います。
はじめからやることを決めていらっしゃって10分で終わることもも沢山ありますが、
そんなケースの5倍、10倍こういうケースは嬉しいですね。もちろん、その分、うまくいかないケースも沢山あるんですけどね。
私自身、弱い人間なのではじめから無理だったら淡々とやっちょうと思うことだってたまにあります。
でもそんな時は、不思議なもんですがあっという間に終わっちゃうしうまくいきません。
でも、はじめから「あ、難しいと」意識しすぎてリスク回避の行動をすればさっさと終えることも出来て、
無難な会話で自分も傷つかないで終わることもできます。その一方で、ひょっとすると思い切ってやってみた結果として
何分の一かの確率で得ていたかもしれない「やって良かった」という思いも犠牲にしちゃってるわけです。
例えば、10人の人がいらっしゃって、うち2人くらいははじめからやろうと思っている人だとします。
逆に言うと、8人の人はどっちか分からない宙ぶらりんの状態。私も体験レッスンをやってるとそんな感じだと思います。
(体験レッスンに限らず仕事ってそうです)
2つのパターンで考えたとしましょう。
1つ目はちょっとむずかしい理由があったとき「やっぱりダメだ」と思っちゃって傷つかずに
無難にその場を終えちゃおうと思ってしまった時。もう一つは、「うまくいかないかもしれないし、自分もうまくいかない時は
傷つくかもしれない。でも、まず目の前のお客さまにまずは集中してみよう」と思って思い切った話もしてみた時。
多分、結果は前者の時だと2回はうまくいって残り8回は結論も出ない。
もちろん、無難にやってるので自分も傷つかないですがそれ以上に良い体験も出来ないです。
一方、後者の場合はどうでしょう?
多分、2回うまくいくのは一緒ですが、それに加えてあと2回か3回とてもうまく行くでしょう。
もちろん、その対価として5回位はうまく行かないかもしれないし、思い切ってやることで失敗したり傷つくこともあります。
でも、はじめの時のパターンだと得ることの出来なかった3回の素晴らしい体験を追加でできる可能性があるわけです。
何がいいたいかって言うと、「やって良かった」と思おうと思えばそれは、
うまく行かなかった時に自分が傷つくこともセットであるんだよ、ということですね。
でも、傷つくこともあるけどそれ以上に、良かったと思えたときの醍醐味はもっともっとあります。
成功する人は、失敗を失敗と思わないで成功するまで続けた人といいますが
ちょっと似てますね。良い思いをする人は、それ以上に嫌な思いも受け入れている人なのかもしれません。
でも、それこそが醍醐味だったりご褒美なんでしょうね。