昨日は教育勅語を紹介しましたが、もう一つ私が好きなのが
フランクリンの十三徳。
アメリカに行ったことがある人は、知ってると思いますが100ドル札のおじさんです。
一番有名なのはアメリカの独立宣言をトーマス・ジェファーソンなどと起草した一人であることですが、それ以外にも
物理学者として、また気象学者として多くの功績を残しています。
また、アメリカ発の図書館を作ったことでも有名です。
昨日の教育勅語はもう少し概念的だと思いますので、
2つ組み合わせると、概念・行動両面で自分を見直すのに役立ちます。
ちなみに、読んでみると全部完璧にするのは相当難しいでしょう(笑)。
実際、フランクリン自身もそれを認めていたそうですが、だからこそ、こうした指針を持って少しズレた時に
振り返ることが大事なのでしょう。
英語の勉強にもなります。
タイトルに出てくるくらいの単語は知ってないといけないですね。
【Franklin’s 13 virtues】
1: Temperance: Eat not to dullness; drink not to elevation
2: Silence: Speak not but what may benefit others or yourself; avoid trifling conversations
3: Order: Let all your things have their places; let each part of your business have its time
4: Resolution: Resolve to perform what you ought; perform without fail what you resolve
5: Frugality: Make no expense but to do good to others or yourself; that is, waste nothing
6: Industry: Lose not time; be always employed in something useful; cut off all unnecessary actions
7: Sincerity: Use no hurtful deceit; think innocently and justly; speak accordingly
8: Justice: Wrong none by doing injuries or omitting the benefits that are your duty
9: Moderation: Avoid extremes; forbear resenting injuries so much as you think you deserve
10: Cleanliness: Tolerate no uncleanliness in body, clothes or habitation
11: Tranquility: Be not disturbed at trifles or accidents common or unavoidable
12: Chastity: Rarely use venery but for health or offspring; never to dullness, weakness, or the injury of your own or another’s peace or reputation
13: Humility: Imitate Jesus and Socrates
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1: 節制 飽くほど食うなかれ。酔うまで飲むなかれ。
2: 沈黙 自他に益なきことを語るなかれ。駄弁を弄するなかれ。
3: 規律 物はすべて所を定めて置くべし。仕事はすべて時を定めてなすべし。
4: 決断 なすべきをなさんと決心すべし。決心したることは必ず実行すべし。
5: 節約 自他に益なきことに金銭を費やすなかれ。すなわち、浪費するなかれ。
6: 勤勉 時間を空費するなかれ。つねに何か益あることに従うべし。無用の行いはすべて断つべし。
7: 誠実 詐りを用いて人を害するなかれ。心事は無邪気に公正に保つべし。口に出だすことも然り。
8: 正義 他人の利益を傷つけ、あるいは与うべきを与えずして人に損害を及ぼすべからず。
9: 中庸 極端を避くべし。たとえ不法を受け、憤りに値すと思うとも、激怒を慎むべし。
10: 清潔 身体、衣服、住居に不潔を黙認すべからず。
11: 平静 小事、日常茶飯事、または避けがたき出来事に平静を失うなかれ。
12: 純潔 性交はもっぱら健康ないし子孫のためにのみ行い、これにふけりて頭脳を
鈍らせ、身体を弱め、または自他の平安ないし信用を傷つけるがごときことあるべからず。
13: 謙譲 イエスおよびソクラテスに見習うべし。