先日亡くなりましたが、米国の著名な講演家のジグ・ジグラーの言葉です。
昨日の言葉と似ていますが、より比喩的かも。
直訳すれば、「成功へのエレベーターは壊れているが、階段はいつでも使える」といった感じでしょうか。
私自身にとってはbを創業した時、「もう成功した!」とのんきに思ったものです。
共同創業者だった高橋さんからも、当時集客の王道と言われたケイコとマナブになけなしの80万円を支払って
「大山君、明日からじゃんじゃんお客さまから電話なるよ」なんて言われたのを覚えてます。
が、実際は電話は1件もなりません。
ってことで、会社を作るのは簡単。
日本には300万社近く会社がありますから、法的には300万人近くの社長さんがいます。
(重複してる人も含めてですが)
国で言ったらアイルランドの人口が350万人くらいだったと思いますから、
日本にはアイルランド人とほぼ同じ数の社長さんが法的にはいるってことですね。
でも、そうしてはじめの一歩を歩んでも、それを続けて育てていくことは本当に難しい。
実際、統計でも新規で始まる企業の30%が開設後1年で潰れ、5年後の生存率は30%だそうです。
そして、10年後で20%。実に、ヨーイドンで始まった会社も10年後には2割残ってるかどうか・・・。
しかも、この数字自体は、景気のよかった昭和の高度経済成長期に開業した会社のデータも入った数字ですので、
恐らく平成に入ってからの起業から廃業・倒産率はもっと高いことでしょう。
同じように個人もそうですね。
もちろん、すごく運良く一気にエレベーターに乗っちゃったように見える人もいますが、
大体の人は、見えないところでコツコツ日々の努力をやった結果です。
そしてあるタイミングでその果実が見えてきた時、他人には
「ああ、この人は運がいいな」とか「あの人は特別。私のようは普通の人間には出来ない」と思われちゃうんだと思います。
でも、多分同じことを私達がしたらどうでしょう?
恐らくほとんど同じような結果が出ると思います。
もちろん、スポーツのように生まれ持っての身体的な優位性が生きるものでは
やっぱり努力に対するリターンが違うこともあるかもしれないけど、仕事、個人の能力など
大体のことはできちゃうはずですよね。
仕事で必要になるスキル
語学力(第二外国語、第三外国語)
日本語力(実はこれが一番大事)
ビジネスマナー
自分の思考方法を高めてくれるための読書
私はお客さまのLCLをやるときにお勧めしてるんですが、やっぱり語学力で最後に活きてくるのは
単語力です。単語知らないとどれだけ耳がよくたってわからないですからね。
だから、まず出来ることとして毎回のレッスンで5つでいいから新しい単語をLRからピックアップして
手書きで5回書いてみる。で、読んでみる。週1回のレッスンですから、月20語語彙力が増えます。年240語。
中学・高校英語の単語力で基礎として3000語(Iとかdeskといった基本も入れば)ありますので、
それプラスで自分に必要な単語が240語増えるというのは劇的にリスニング力を改善させます。
こういう積み上げをやってると昨日書いたように3年、5年やってるとスゴイことになりますね。
でも本当にもったいないのは、それをしないで「ああ、エレベーターはなかった」とエレベーターに八つ当りしちゃうこと。
階段でまずは上がって行きましょう。