人は今後一年でできることに関しては過大評価するが、今後5年でできることは過小評価する
We greatly overestimate what we can accomplish in one year, but we greatly underestimate what
we can accomplish in five years. (Brian Tracy)
これいい言葉ですね。
人って不思議と、何かを期待した時スグに結果を求めてしまいます。
だからダイエットなどで本当の答えは、食べる量を減らして運動量を増やしなさい、
という当たり前の答えがあるのに、ついつい、スグ痩せる系の商品を買っちゃうのでしょう。
あるいは、英会話も同じ。やっぱり最低限の単語力と文法の理解は必要だけど、何故か「・・・してるだけで」という
コピーに乗っちゃいます。
一方で人間は、そうした短期的な期待を持つ割には、コツコツ長いこと頑張った時に
達成できる大きな結果については気づかないか過小評価していることがほとんどです。
私の好きな本でたまに読み返すんですが、スマイルズの自助論。
明治期の日本で100万部売れたベストセラー本ですが、ここに、
一時間といわず、一日のうち十五分でもいいから自己修養に向けてみるがいい。一年後にはきっと確かな効果が現れるはずだ。
という一節があります。
ホントそうなんですよね。
ただ、普通の人はそうだとなんとなく分かってても、今スグ出るはずのない結果に期待して、
この一日十五分の努力ができない。気づけば、寝たり、テレビ見たり、だらだらしちゃうわけです。
で、もし、この十五分が使えたらきっと1年後にはかなり上達してるかもしれない英語や
自分のスキルを諦めちゃってる。5年やればマスター級ですよね。
そのコツは何でしょう?
今まで書いてきた習慣化(癖付ける)して、潜在意識に
「こうやってコツコツやってる自分が普通だぞ」と思わせることで努力してる自分が苦じゃなくなるところまで
持って行くこと。それが1つ。
あとは、自助論の趣旨でもあるのですが、内面化。
うまくいかない時の思考法は2つあって、外部のせいにしちゃう人。
これは、永遠に進歩できません。
景気が悪いから・・・。
忙しいから・・・・。
これは大多数の人が無意識に言ってしまういいわけですね。
これを内面化するというのは、「自分の責任だ」と思うようになること。
人生の主導権を握ってるのは自分ですから、うまく行かなかったら自分が変わるしかないですもんね。
そう思えるようになると、外部環境や他人のせいにしてる時間がもったいなくなります。
つまり、子供から大人になるということですね。
(もちろん、どうしようもないこともあるのでしょうがダイエット、自己啓発など身近なことは大部分そうです)
皆さんにとってスグの成果を期待してるけど、結局1年後、3年後、5年後に
実現できてなさそうなことなんでしょう?
私は、bを「脱サラして全財産を投入してもやって良かった」と思えるくらいの
規模に育てて、後継者が育ってやっと家庭、地域社会、国のことにもっと目を向けられる
時間を作れるようになること。
あとは、ずっとはじめてないトライアスロン。
スキューバダイビングを再開して、世界中の海を見てみること。
そして、乗馬をマスターしてみること。
あと、プログラミングの知識と漢文の知識、あと、フランス語を話せるようになること。
多分、今スグ1つだけでもやってみたら3年後にはそこそこになってるでしょうね。
私の場合は、まず会社を育てて家庭の時間を作れるようになることに次の3年です。