私達日本人の良さであり弱点だと思いますが、外国人から
「日本人はよく働く」とか、揶揄されて「働き蜂」と言われます。
実際私も働く時は狂ったように仕事しますが、良くないのは
期限を設けないで仕事をした時。
大体、「時間がいくらあっても足りない」と自分自身愚痴を言ってますが
そんな時に限って、「ダメだったら週末も働けばいいから」と頭の何処かに
よぎっています。
だから、結局それにあわせてすぐに手を付ければ片付くはずの仕事に
手がついてなくて、メールひとつ、あるいは、確認作業ひとつに
手がつかなかったり、湯水を惜しむことなく無駄に時間をかけてしまってます。
ん、ちょっと待てよということなんですが、
「仕事量が多いから時間がかかってるのか」と思うとそうでもなくて、
「土日もあるから」と作業してしまっていることが非常に多い。
自分の場合365日仕事してる、といえば聞こえはいいけど、恐らく
無駄にしている時間はかなりあると思います。
これはみんなの時間の使い方を見ていても私のケースと似ていると
思います。
人が増えたはずだけど何故か終わる時間は変わらない。
あるいは、システムが導入されて、業務が減っても変わらないかあるいは
更に時間がかかったりする。
これは、私達日本人の悪い癖で、終わるまで仕事をする、という発想でいると、
その分、一つ一つの作業に時間をかけすぎて、結局、人が増えてもシステムが
代わりに業務をしてくれるようになっても、既存の業務を更に時間をかけるように
なってしまうからじゃないか、と思います。
悔しいんだけど、海外の学者なんかは日本人に対して
工場労働者の労働生産性は世界最強だけど、オフィスワーカーや
ホワイトワーカーは非常に効率が悪い、と良く揶揄した記事を見かけます。
私達と違って工場は働くシフトが更にはっきりしていて、
その時間内に、例えば何台車を生産する、といった競争になりますから
労働とアウトプットの関係が可視化されやすく、それが日本人の改善魂に
火がついた結果でしょう。逆にオフィスワークは見えにくい。
これを解決する方法は1つだけ。
発想の転換で、「仕事が終わったら」と思わないで「終える時間」
を先に決めます。そして、その時間に終えることを前提に、仕事を終えてしまう。
幸いなことに皆さんの仕事は1日対応が遅れて命に関わることはありません。
(例えば、お医者さん、決算を必ず間に合わさないと罰則のある経理や会計士なんかは
仕方ないこともあります)。私も、普段の仕事の多くはそうです。
唯一の例外はこういうサイトリニューアルや、月末の経理業務だけです。
ですので、時間を決めて終える。
これを今月は徹底しましょう。
そしてもう一つ。
時間の制約なくじっくりやらないと仕事の質が落ちるんじゃないか、
と思う人がいるかもしれませんが、これは私の経験則的には全く逆です。
期限を設けてその時間に向って作業を終えていくほうが
仕事のクオリテイはあがります。なぜなら、人間は基本的に弱いいきもの。
だから、時間がいくらでもあると思うと、面倒なことや嫌なことは後回しに
してしまう。机に向かってるけど、手が動かないという時間が増えてしまいます。
そして、手が動いてもどうしてももたもたしてしまう結果、クオリティは下がります。
昨日書いたように、電話しなきゃいけない時は
話す内容を10分考えてかけても相手が取ってくれるか分からないですよね。
それに相手の反応によって会話を変えていかなきゃいけない。メールも一緒。
ならばすべきことはまず電話しちゃうこと。
あるいは、メールしちゃうこと。です。
今日は遅くとも19時30分にはPCを切って終えましょう。
私も今から2時間ほど仮眠とってあとは、
また集中して15時まで仕事した後、
久しぶりにジム行って2時間ほど走ります。
デッドライン仕事術
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