なんか普段のメモとは少し違うんですが、きっと、私達の仕事にも
役立つかなと思って備忘録的に。
とある調査で、いわゆる都市近郊型の温泉チェーンを運営している会社が
2つの販促チケットを使って、どちらが効果があるか?を調べたそうです。
・ 1つがビールタダ券8枚
・ もう一つが入場料50%OFF券8枚
さて、質問ですがどちらが効果があったでしょう?
(下まで読み進める前に自分で考えてみてください)
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答えはビールだったそうです。
一方で、どちらがコストがかかってたかというと、ビール券は
恐らく、原価で見たら100円とかでしょう。お客様の観点から見ても温泉で出てくる
ジョッキビール一杯600円としても300円。
一方、この温泉の入場料は正規の入場料が700円だったそうです。だから値段で見ると350円。
つまり、料金で言うとより得なはずな入場料350円OFFの方が得なんですが、
お客様はそれを優先しなかったということですね。
さて、皆さんが両方の券をもらった時のことを考えてみましょう。
そして、どっちを優先するか?
多分、余程計算高い方じゃなかったらビール(私は間違いなくビール)な気がしました。
つまり、温泉後の冷えたビールが頭に刷り込まれた時のパワーのほうが
きっと、温泉に行く時に数百円やすいかどうかという計算をするよりパワーが強いのでしょう。
ここでのポイントは人は計算をすると、メリット・デメリット両方を考えてしまうとい事でしょうか。
確かに上の質問にビールの値段は書かれてませんよね。
つまり、割引だと損得で考えるから頭で計算します。そうすると、
じゃ、行くのやめた、というチョイスも出てしまうのでしょう。
一方で、ビールだとそうした損得計算じゃなくて、温泉後のビール、
という爽快感が優先するのでしょう。
その後、この会社はビールチケットについては(予算を気にしてか)4枚にして、
それとくらべて、入場料50%OFFも続けたそうです。
それでもどっちが効果があったか。
やっぱりビールだったそうです。つまり、お客様は折角入場料50%の券を8枚持ってても
半分も使いきらなかった。
一方、ビールの券は殆どの人が4回使いきった。結果、ビールの券を
持っていた人の多くが4回近くしっかり使って、入場料の700円もお支払いいただけたそうです。
これって、色んな所で私達の仕事でも似たようなことがあるんじゃないかなと思いました。
(まだ、アイデア出てこないですが)。
何かの機会にブレーンストーミングで皆さんのアイデアも聞かしてください。
温泉の風呂あがりのビール券と入場料50%OFF券どっちが売れた?
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