先日ご紹介した本からあらためて。
今度は、ちょっとしたテクニック。
私も気付かずにこれをされることとっても多いです(笑)。
人間って弱い生き物。
YESかNOの「意思決定」ってなかなかしたくないものです。
私もあまり上手じゃないので、ストレートに伝えてよく失敗しますがこのテクニックを挟むだけでも相手の受け取り方って変わるなぁと思ったのが、今日紹介する「選択の自由」法。
確かに、YESとかNOっていうのは重い判断をした気がするものです。
だから人は、「うーん、考えます」、とか、「検討します」って言って先送りという玉虫色に持っていくことが多いのです。
つまり、大多数の人間は決断はあまりしたくない。
一方で、2つ選択がある時の比較って人間大好きです。
あちら?こちら?と悩むと、「じゃぁ、こっち」みたいなやつです。
お店で洋服を眺めていたら店員さんが1つだけの洋服でお値段見てる時ってうーん、
と思ってたはずが、いくつか並べて見ているうちに、じゃぁこっち、みたいに買っちゃったことってあるんじゃないでしょうか?
例えば、私達の場合だったらお客さまの次回のレッスンのご予約をコンシェルジュ・デスクで承るとき。多くのケースはお客さまに◯◯日の◯◯時から、と言われてそれを探していると思います。
でも、ピッタリその時間が空いてなかった時。
「すみません。その時間が空いてませんでした。次は何時がいいですか?」と聞くときっとお客さまには「予約取りにくいのかな」と思われる方もいるでしょう。(実際はその前後ガラガラだったりするときでも)。
もしくは、予約をとれたとしてもそれはあくまでも第二希望にしたという気分になるでしょう。
逆に、「◯◯時は埋まってたんですが、似たようなお時間で前後の◯◯時、◯◯時、あるいは、その前後の日の◯◯時も空いてますがいかがですか?」と聞いたらどうでしょう?
お客さまも自分で「選択」したという気持ちで選んでくださりますので、それは、自分の意思で決めた、という気持ちになれます。
あるいは、私に限らずですが誰かにホウレンソウで相談をしてくれた時にも
「・・・・なんです」
「・・・・なんですが、どうしたらいいでしょう?」
と聞かれると、解決策までこちらで考えなきゃいけないのかよ!なんて思ってしまうわけです。
逆に、
「・・・なんですが、私としてはAという解決策とBという解決策があって自分としてはA案が良いかと思いますがどうでしょう?」
と聞いてくれたらどうでしょう?
かなり楽ですよね(笑)。
同じように、誰かにヘルプしてもらうとき、お願いするとき、も含めて相手に判断してもらうときにはチョイスも含めて提示する、というのはとても効果的だなと思いました。