挫折のススメ ~ 壁にぶつからなきゃ成長しない
久しぶりのエントリです。
最近、Kindleを手にしてから少し読書中毒になってます。
以前だと、本屋さんでタイトルを眺めながら「でも、まぁ今じゃなくていいか」と思ってた本は山ほどあったわけですが、Kindleの手軽さ(一発クリック)でそうした本を幾つか読んでいるわけです。
そのうちの一つが産業再生機構の元創設者だった冨山和彦さんの挫折力、という本。
もともと、金融業界から自分自身足を洗っていたのでそっち関係の本はもう必要ないや、と思っていて読まないようにしていましたが、こちらの本は金融とかとはあまり関係なく、かつては健全だった組織や会社がなぜ、再生が必要なところまで追い込まれてしまったのか。あるいは、そうした組織をどのように再生するのか、という事が書かれていて全て賛同するわけじゃないけどその一つの切り口に「挫折」することの大事さをあげていました。
良くも悪くも再生案件になる会社の多くが、かつては優良企業と言われた2代目、3代目の会社であったりあるいは、すでにそのステージも終わってサラリーマン社長が代々引き継いできた会社が多いのは、やはり、初代の頃には何度と経験する倒産の危機など、本来人や組織が成長のバネになるための経験を忘れてしまい、徐々に衰退してしまうからだ、というようなことが書かれていました。
組織論はここでは書きませんが、確かに人として見た時にもこれは当てはまります。
挫折というのは、いわば、「今現在の自分の能力以上のことに挑戦した結果」といえなくもないわけです。挫折すれば、反省することもできるし、それが学習となり次の成長のキッカケとなります。
もちろん、挫折している時は馬鹿にされるかもしれないし、叩かれるかもしれない。
それ見たことかといわれるかもしれない。何よりも、壁にぶつかることで自分が傷つくわけです。
でも、今みたいに景気環境も変わるし何があるか分からない時代には、この挫折力はとてつもなく強い武器になると思います。
ずっとそうした嫌な経験に巡り合わず、失敗しない(というか挑戦しないから失敗もしない)まま年を取ってしまった人ってどうでしょう?
いざって時、打たれ弱く、何も出来ないですよね。
また、失敗している人のほうが何故、前回失敗したかという敗因分析もできているでしょうから2回目の失敗をする確率は格段に減るでしょう。
よく、面接とかで色んな人とお会いしていてもまだ20代なのによくもまぁ、そんなに自分のことを達観しているように思ってるなぁ。と思うことがあります。決して達観してるんじゃなくて、挑戦しないから失敗経験が少なくて自己分析が出来てないのかもしれません。
かく言う自分もほんとお恥ずかしながら失敗ばかり。
でも、もし自分がbを辞めてどっかのサラリーマンになることがあったとしたら、やっぱり、自分の強みは?と聞かれた時には、まずはやってみて、失敗から学べることです、ということくらいでしょうか(それしかないかも)。
よく面接でいう人が多いですが、私は絶対、コミュニケーション力です、とは恐れ多くも恥ずかしくて言えません(笑)。
でも、挫折とまで言わずとも壁にぶつかるためには自分でやるしかありません。
無意識のうちに他人に頼ってしまったりせず、まず、自分でやってみる。それが一番大事かも、と思います。
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