「もし、・・・だったらなぁ」、じゃなくて、「自分は・・・する」=ドラえもんはいないからまずは当事者意識
(仮定法と仮定的思考は違う)
私たちのスクールだと、レベルが上がってくると出てくるのが仮定法。
実は、文法的にも理解するだけでも難しいですし、実際の会話で仮定法を使いこなせる日本人ってあまりいないでしょうね。
そして、代表的な「もし、・・・だったらなぁ」というのは、思考形式として私はとても苦手なので日本語でも仮定法的な話し方をされると、いつも、「それって、自分がどうしたいの?」とみんなにも考えてから話すようにお願いしています。
というのは、やはり、そこの「だったらなぁ」という部分には「当事者意識」がなくって
あくまでも、願望だけなんですよね。ちょっと、ドラえもんに頼るのび太くんの心境じゃないですが、やはり、解決するのにドラえもんではなくってのび太くん自身なんですよね。
(ドラえもんは最後、のび太くんが大人になった時、そんな展開でしたよね)。
だからこそ、どの組織もそうだしもちろんbもそうなんですけど、
ホウレンソウ(報告連絡相談)は大事だけど、そこに行く前に、
「自分はどう考える」
「自分はこの問題に対してどう対処する」
といった解決策まで自分で途中まででもいいから考えた上で相談してくれたりすると「成長してくれたなぁ~」とうれしく思うわけです。
一番困っちゃうのが、
「・・・があったのですがどうしたら良いですか?」という相談。
そこには、自分でもがいて解決策を探すプロセスが抜けちゃっていますからね。
言葉で仮定法がダメだから誤解されちゃうかもしれないですが、仮定的思考はとても大事だと思います。いろんなシナリオを想定して、それに合わせたABCの対処案を考えておいて、実際に現実として起きたことに対処していく。これは、危機管理でも基礎中の基礎だそうです。
大事なのは、「悲観的に仮定して悪いシナリオを全て出しておいて、現実対処には前向きに行うこと」逆にダメなのは、「根拠無く楽観的に仮定して、現実が悲惨になったときに悲観して何も出来ないこと」だそうです。
なかなか奥が深いですね。
まずは、仮定法的思考をしたとしてもそこに自分の考えを存在させることを意識してみましょう。私も何か相談されることがあったら、暫くの間は、「それって自分はどう考えるの」と聞き返すように意識してみます。
「もし、・・・だったらなぁ」、じゃなくて、「自分は・・・する」=ドラえもんはいないからまずは当事者意識 (仮定法と仮定的思考は違う)
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