人はときおり、時を待つあまりなにもせずに過ごしてしまいがちだ。
だが実は、時などというものはいくら待ってもやってきはしない。
そう思いたったときこそが、その時。今でいけない理由などなにもない。
(Seven Powers、アレックス・ロビラ)
ふと思ったことですが、やはり、日本語のことわざでも
「思い立ったが吉日」といいますよね。
今回のシステム導入も、正直なところまだまだ不確定な要素が沢山あるなか、
GW中の導入を決めましたが、もちろん、導入に際してはもう少し待ったほうが良いのでは、
という考えが私も佐藤さん含めて皆さんもあったと思います。
もちろん、あまりに不確定要素が多いのならば待つ、という選択肢もあるのですが、
最終的に一気にやろう、と決めた理由は、「じゃあ、あと1ヶ月待った時に何が変わるのか?」と
考えた時に、おそらく何も変わらない、と思ったからです。
私もそうですが、みなさんも誰かと話していてなんか盛りあがって
「これやろう」なんて思うことあると思います。あるいは、誰かから「こうしたらいいんじゃないの?」と
言われて本当にその通りでやろう、と思ったたりということもあるでしょう。
そこから1ヶ月、2ヶ月・・・・
時間が経過して、その人から「そういえば、その件どうなったの?」と言われたとします。
この時に、当初の予定通り進んでいる人ってほとんどいなくて、大体の人は、
「忙しくてできなかった」とか、「どうやるか考えている」なんて言い訳をしちゃうことが大半だと思います。
(これ、正直、お客様のサボっちゃった時の言い訳もそうでしょう)。
でも、人間24時間ずっと眠れずに仕事してる人なんていませんし、そういうことを
着実にやってる人ほど、できないできないと言ってる人の10倍も20倍も忙しい人だったりします。
そういう風にやる人たちに共通してるのは、この人間の時間に対する捉え方の罠を知ってるからこそ、
思った時に何か一手だけでも打つのでしょうね。
別にうまく行かなくて構いません。
でも、動かないと何が問題かすら分からなかったりするものです。
待ってて美味しくなるのはワインくらい(ヴィンテージになるから)ということわざがあったと
思いますが、そのとおりですね。
私も元々は何か動くときには熟慮するタイプですが、同時に熟慮だけして
日が暮れえてしまうことのリスクも最近すごく感じるので、動きながら熟慮する、
ということを心がけてます。
待ってて美味しくなるのはワインくらい(思い立ったが吉日)
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