アウトプット力とインプット力
今日は、皆さんにたくさんやってもらいたいことをまとめて作業依頼をしました。
そこで、トピックとしてアウトプット力とインプット力について。
社会人として仕事の成果物というのはアウトプットして出てきます。
アウトプットは、職種によって目に見えたり見えなかったりします。
例えば、今、開発しているbの新システムではアウトプットとは開発されるソフト(厳密にはそのソースコード)とそれが実際に稼働するようにサーバにアップされた状態を成果物となるところまでを言うでしょう。
あるいは、有名な料理人でしたらその人が作る料理=アウトプットと言えるでしょう。
逆に、営業職の人だったら様々な過去の経験やあるいは、新しい知識の総合的な成果物として
営業成績という形で出てくるかもしれません。
いずれにしても、アウトプットとは何か有形・無形の形のものを作り出す行為。
一方、インプットとは知識であったり情報を自分の頭に入れ込んでいく作業。
どちらが大事かといわれると、もちろん両方大事なわけです。
子供の頃だったら、当然、最近はやりの好きな事だけやらせる教育だと、
アウトプット重視なのですが、そもそも、子供には多彩な知識を組み合わせたアウトプット力を出すためのインプットが絶対的に足りない。
だからこそ、これは個人的な意見ですが、若いうちはインプットはとても大事です。
一方、社会人になってからはどうでしょう?
例えば、新しい会社に入った時なんかは、当然、まだその会社のシステムや新しいやり方を
覚えないといけないから当面はインプットが大事になってきます。
ところが、ある程度まで来ると同じ時間でどれだけの成果物を創ることが出来るかというアウトプットが
再び重要になってくる。
もちろん、インプットなくしてアウトプットは出来無いので、まずは、インプット、
ということは正しいんだけど、インプットだけしていると結局はその人の情報量は増えるけどもその情報を使いこなすだけの経験や技量が足りない。
だから、正しいのはアウトプットをしながら試行錯誤や失敗を通じて学び、そして、その過程で、また、必要な知識をインプットしていく、というのが最も効率的かつ正しいと思います。
英語でもはじめはABCDから学び、基礎文法を学ぶ過程はインプットが圧倒的に重要です。
一方、最近の会話だけ重視の教育だとアウトプットばかりからいくので、そもそも、基礎のインプットがないので、初歩的な会話しかうまくならない。だから、インプット重視→アウトプット重視→徐々にアウトプットから学びインプットする、というステップで本来は上手になっていくのが一番、キレイなわけです。
ただ、皆さんは当然社会に出て何年と働いてきているので、原状はアウトプットの比率が高い中で、
アウトプットを通じて学んだ欠けているものを必要に応じてインプットする、というのがベストでしょう。
私も自分で会社やるまではパソコンの修理はIT部門の仕事、と思って何もしませんでした。
だから、PCスキルについてはアウトプットもほとんどなく、結果、何の知識をインプットしていいかも分かりませんでした。
ところが、いざ、自分で会社を始めると、パソコンは常におかしくなるわけですし、ネットワークトラブルも発生します。まずは、これを自分で何とかやってみる(=アウトプット)をしてみると、今、自分に何の知識がないから解決できないかが分かる。
それを自分で調べて自分の知識にする(=インプット)すれば、次は絶対に忘れません。特に、今の時代、誰かがサイトでまとめているのでググればほぼ、9割の問題は自分で解決出来ます。
今までは私もすぐにPC回りのトラブルは、皆に呼ばれたらすぐに駆けつけて直すようにしてましたが、
それって、あまり認識ないかもしれないけど一旦、他の仕事を中断してこちらのことを解決し、そして、また、その作業に戻るわけで数時間、他のことに当てる貴重な時間が会社として失われてしまうことになります。
しかも、これを続けると、みんなのスキルは伸びないで私だけ詳しくなってしまい、それは、皆のためにも良くないし、私自身、経営者としての仕事を放棄しているわけでそれは株主や債権者に対して忠実義務を果たしてないなと思うので、これからはなるべく、自分で解決する習慣をつけてもらおうと思っています(もちろん、どうしようもないときは助けますけど)。
インプット&アウトプット。
どちらも大事ですが、どちらに力を入れるかを考えながら自分のスキルを磨きましょう。
アウトプット力とインプット力
Leave a reply