成功の道は信用を得ることである。どんなに才能や手腕があっても、
平凡なことを忠実に実行できないような若者は将来の見込みはない。(小林一三)
私がまだ関西在住だった頃、大学で経済学、経営学を勉強していた頃
よく出てくる経営者の代表といえば、小林一三(こばやしいちぞう)でした。
阪急電鉄、宝塚歌劇を始めとする阪急東宝グループの創業者、といえば
分かりやすいかも。
私も個人的に今でも関西に戻ると「やっぱ、コテコテやなー」と
思うわけですが、阪急沿線を歩いたり車両に乗っていても「上品だな」と思うわけです。
「乗客は電車が創造する」の言葉どおり、まず、線路を引いて沿線を開発し、そして
その沿線地域の人口が増え栄えると、周辺事業である百貨店や娯楽産業といった鉄道事業以外でも
収益を作るビジネスモデルを構築し、そのスタイルは東京では東急グループが引きついでいます。
その小林の残した言葉が今日のこれ。
以前、信頼時計、という言葉を紹介したことがあるかもしれませんけど、
この信用の積み重ねといのは、本当に大変なものです。
会社だったら資金調達が緊急時に出来るように、金融機関と安定した信頼関係を
構築する必要があります。その為には、少し金利払うのもったいないと思いながらも、お金を借りて
必ず期日に毎月返済していく、という作業をずーっと続ける。その積み重ねが、企業としての信頼になります。
同じように個人もですね。
もちろん、結果がすぐ出て目立つこともありますが、それはそれで良しとして
「やっぱり、この人信じられるな」と思えるのは、やることを必ず期日までにやるとか当たり前のことを
当たり前にする人。
地味で平凡なことですが、これが出来ない人で派手な人って私の周囲にも沢山
いますが、短期的に目立っていても大体3年、5年と経過して見てみると大体、「あれっ、どうしちゃったのかな?」と
消えてしまうことが多いです。
もちろん、そこからハッと目覚めて派手な良さも残しつつ、こうした平凡の中の非凡に気づいて
すごくなる人もいますけどね。
まず、やるべき事をやれるようになってはじめてその次のことが意味が出てくるんだ、
と思ってもらいたいなと思って紹介しました。
成功の道は信用を得ることである。どんなに才能や手腕があっても、 平凡なことを忠実に実行できないような若者は将来の見込みはない。(小林一三)
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