コミュニケーションで最も大切なことは、 相手の言わない本音の部分を聞くことである。
(ピーター・ドラッカー)
この言葉、確かにそのとおりだなと思って紹介します。
人間って社会的な動物といわれるだけあって、余程感情が高ぶったり例外的な環境にない限りは、
相手を傷つけまいと言葉を選んで伝える生き物です。ましてや初対面で、まだ人間関係がない時点においては
なおのことです(関係が深いと敢えて、きついことをいうこともあるでしょうが)。
自分が他人に何かを伝えるときに自分だって意識して言葉を選んだりしていますよね?
一方で、自分が聞き手、つまり、伝えられる側にいる時、不思議なものですが
逆にその言葉を額面通り受け取ってしまったりします。
私達の仕事だと分かりやすいのが、体験レッスン。
家族と相談したい。
この言葉、多いですよね。
私も経験上、半分くらいの方は実際に金銭の関係でそうなのですが、
このドラッカーの言葉を思い出しながら振り返ってみると、残りの半分くらいの方は
そうじゃないかも、と思います。
つまり、前者のケースであればお客様自体は頑張りたい、と思ってくれているので、
そのお客様が例えば旦那様を説得してくれたり、あるいは、私たちが説明すれば本当に頑張ってくださったりしますよね。
でも、残りの半分の方は多分、本音で相談する、と仰っているのではなく、
担当者を傷つけまい、と気を使われたり諸々で、こう仰っていることが多いと思います。
そんな時に頑張って旦那さんと話したって意味が無いですよね。
(というか、取り次がないでしょうね)。
おそらく、こういう時のお客様の本音は何か別のところが合わなかったりして、
始めないという判断をされているのだと思います。その本音のところを読むことが出来れば、
そこが一緒に解決できる問題なのかどうかも分かりますので、その課題を解決することでひょっとすると頑張ってくれるかも
しれませんよね。
常に、もし相対側の席に自分が座ってたと考えた時にどういう本音があるのか、
ということを考えてみるといいかなと思って、今日はこのドラッカーの言葉を紹介しました。
コミュニケーションで最も大切なことは、 相手の言わない本音の部分を聞くことである。 (ピーター・ドラッカー)
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