当たり前を疑ってみる
最近感じたことです。
人間ってある状況が続くと「慣性」が働いてそれが当たり前、と
思えるようになります。
その「慣性」というものは、あくまでも自分が今まで経験してきたものを
前提と過程としているわけで、ひょっとすると、新しい条件が加わったり、経験をすることで
今までの前提が変わることってあるんだな、ということです。
分かりやすいのが例えば海外に行った時。
日本だったら、新幹線ですら遅れることってないですよね。
ところが、海外に行ったら20分30分遅れるのが当たり前だったりする。
それは、それぞれの国での「当たり前」の前提がその国の国民の国民性など
長い時間をかけて作り上げられるわけですが、それが違うからです。
私も最近、マーケティングをやってるとこの「当たり前」という慣性に如何に自分が
陥っていたかを思うことがあります。
例えば、1つのやり方が3年くらいうまくいくと、それがあたかも永続するように
思うことってあります。でも、そんなことはないわけで、やっぱり、周囲の環境が変われば自分達も
影響を受けるので、変わらないといけない。
ただ、私もそういう意味でこの「当たり前」という慣性に陥っていたのだなと
思って、色々とヒントを探していると、実はそのヒントは創業間もない2007年の統計データにありました。
自分からすると、2007年のデータよりも2012年のデータのほうが最新じゃん、と思うわけですが、
今、この環境では、再び2007年のデータの有効性が出てきていた、ということでしょう。
今の経済なんかを見ていても、最近株価が回復して企業業績の回復、なんて
明るいニュースが急に増えました。
これも、この20年くらい言われてきた「これをすれば経済が良くなる」という政策から、
昨年末から政府が大幅にやり方を変えたわけです。所謂、金融緩和と財政のパッケージ型の景気回復です。
でも、実はこれって昭和10年台の大恐慌の時に日本が行った実績があって、
実際、世界中が大恐慌の時に日本はまっさきに景気回復していたのですが、その歴史はすっかり
忘れ去られていたわけです。私は大学の経済学部にいたのが90年代初頭でしたが、当時の教授はまだ、この頃の記憶が
ある人がいたので、今の政策について教わりましたが、実際に90年台、2000年台の政策は、逆に80年台にアメリカで流行った政策でしたが
当たり前だけど、環境が違うので、結果はうまくいきませんでした。でも、ついつい、慣性に陥って続けてしまう。
人間って、この慣性に流される生き物ですので、自分は冷静、と
思ってもやっぱり、気づけば流されているわけで、時々自分の常識や概念を疑ってみたり、
様々な情報を収集しながら、今までの常識を疑ってみて、新しい発想を導き出す必要があるんだなと
思いました。
皆さんも、ふと、当たり前に思っていること、たまに疑ってみてはいかがでしょう?
その他、マンツーマン英会話「bわたしの英会話」の知りたい情報が満載!今スグ見られる!!
【特典付き】『bわたしの英会話:ココが知りたい!資料請求ダウンロード』システムや料金情報、各スクール情報など、人気のコンテンツがすぐにご覧いただけます!

コラム&耳寄り情報の一覧
-
2016.01.11
やっぱりレベルチェックを受けると変化がわかります!
-
2015.11.10
そのゴール(目標)実現するのに一番大事なことって何?
-
2015.10.27
可能性に生きない
-
2015.10.18
知っておくと役立つテクニック – The Law of Substitution
-
2015.10.06
うまくいってる人のパターンをインストールする(エミュレートのパワー)
-
2015.09.25
収穫には種まきが先(しかも100%前払い) – 本当にほしいものと、そのために諦めること(代償)を決める
-
2015.09.25
五四の有名な言い訳(”if”より”how”)
-
2015.09.18
「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない
-
2015.09.17
この世の不幸は、よい習慣をあきらめることの方が、悪い習慣をあきらめることよりも、ずっと簡単だということである。
-
2015.09.15
赤面症の人が告白できなかった本当の理由
-
2015.09.08
エジソンが電球を発明するのに失敗した回数
-
2015.07.27
「 ガルシアへの手紙 」全文 – エルバート・ハバード
-
2015.05.20
結果が欲しければその結果の原因をつくらなければならない(コントロールできる原因にフォーカスする)
-
2015.05.14
中断からの回復(完璧よりもまずは完成にこだわるワケ)
-
2015.03.26
心で見なければ、物事を正しく見ることはできません。 目に見えないことが一番大切なのです。 ――――サン・テグジュペリ 『星の王子さま』
-
2015.03.21
相手ためのことをしたほうが自分にもよい結果をもたらす(ええ格好しいになると何も生まれない)
-
2015.03.20
はじめは教科書的になってみる(素直になってみる)- 自分オリジナルは素直になった後からできあがる
-
2015.03.15
禁止(ルール)の誘惑とお互い様の気持ち(水清ければ魚棲まず)
-
2015.03.10
できることは先送りしない、言いたいことは言う (Big Payoffは後からやってくる)
-
2015.03.07
目立つものではなく、大事なことにフォーカスする(皮膚病と内臓の病)
-
2015.03.03
自助のパワー (The Power of Self-Help)
-
2015.02.03
私達とお客様の関係 ~ 貨幣の役割
-
2015.01.04
アウェイの勧め 〜 Move out of your comfort zone.
-
2014.12.23
時間天引きに基づくTODO(バジェット)の作成(重要・緊急から)
-
2014.12.18
やるべきことをやることを悩む時間を減らす方法
→ アーカイブへ