特別なことをするために特別なことをするのではない、
特別なことをするために普段どおりの当たり前のことをする。
(イチロー)
これは素晴らしい名言だなぁと思います。
先日、とある新しい取引先となる銀行と面談を行う際に3期分の決算書を
提出したのですが、社長業ってほめられることが殆ど無いのですが、久しぶりに
他人からほめられました(笑)。
ただ、3期分となる一番初めの2010年の決算は大赤字でした。
小さい会社なら何回倒産してもおかしくないくらい。
その後の2期は、V字回復したわけですが、その際に担当者に
「世界的な不況でかつ震災後のこのご時世によくこの展開が出来ましたね。何をやったんですか?」
という質問がありました。
多分、向こうが期待していた回答は、きっと、何かスゴイ新商品を作った、
とか、マスコミに取り上げられたんです、という回答を待っていたのでしょう。
ただ、私がその時に思いついて伝えたことって、こんな感じのことでした。
・ 普通に今いる一人一人のお客様を大事にして長いお付き合いをするように務めた
・ マーケティングを日々見直しながら、結果検証・改善のPDCAを繰り返し、体験レッスンの獲得コストを落としつつ、最大化に務めた
・ 現場では、未設定になってしまう体験レッスンなどを極力減らした
・ 不要不急の出費は控える一方、大事な投資は企業体力で出来る範囲で定期的に行った
・ 不景気でゆとり時代に突入し、良いスタッフの確保は大変だが、求人コストだけはケチらない
つまり、ごくごく当たり前のことをやりました、という答えだったので
正直あまり、面白くなかったかもしれません。正直、あまり反応されませんでした(笑)。
ただ、よく言われることですが非凡な結果を出したければ、凡庸なことを
当たり前のように出来ないといけない。そういいますよね。
イチローみたいに飛び抜けた結果を出す人間は、才能に恵まれているだけではなく、
練習も含めてやるべきことを当たり前にやっているということでしょう。
非凡な組織になるためには、まず、掃除をしっかりする。
ちゃんと、ひとりひとりのお客様のことに興味を持ってみる。
そして、地味な業務から率先してやる。
私たちも道半ばですが、頑張って行きましょう。
特別なことをするために特別なことをするのではない、 特別なことをするために普段どおりの当たり前のことをする。 (イチロー)
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