働き方のくふう(松下幸之助)
ちょうど今日の銀座は結構盛りだくさんの一日なので、
こんな発想をする機会かも、なんて思って手元にある松下幸之助の
「道をひらく」を読んでたらこんな一節がありました。
下は引用文です。
引用—–
額に汗して働く姿は尊い。
だがいつまでも額に汗して働くのは知恵のない話である。
それは東海道を、汽車にも乗らず、やはり昔と同じようにテクテク歩いている姿に等しい。
東海道五十三次も徒歩から駕籠へ、駕籠から汽車へ、そして汽車から飛行機へと、日を追って進みつつある。
それは、日とともに、人の額の汗が少なくなる姿である。
そしてそこに、人間生活の進歩の跡が見られるのではあるまいか。
人より一時間、よけいに働くことは尊い。
努力である。勤勉である。だが、今までよりも一時間少なく働いて、
今まで以上の成果をあげることも、また尊い。
そこに人間の働き方の進歩があるのではなかろうか。
それは創意がなくてはできない。
くふうがなくてはできない。
働くことは尊いが、その働き方にくふうがほしいのである。
創意がほしいのである。額に汗することを称えるのもいいが、額に汗のない涼しい姿も称えるべきであろう。
怠けろというのではない。
楽をするくふうをしろというのである。
楽々と働いて、なおすばらしい成果があげられる働き方を、
おたがいにもっとくふうしたいというのである。
そこから社会の繁栄も生まれてくるであろう。
引用ここまで—–
多くの創意工夫や発明のキッカケは、「今と同じ事をもっと楽に出来るように
するにはどうしたらいいだろう?」というところからスタートします。
確かにエクセルもなく、メールに添付ファイルをつけることも出来なかった時代には、
全て計算機やそろばんで計算して、書類は郵送やFaxで数日かかっていましたことが今では、数分で
できてしまいます。音楽でも、昔はカセットに録音するのは音楽を流しながら録音するので、とても大変でしたが
今ではiTunesであっという間です(しかも音質もはるかに良い)。
これは本当のイノベーションですが、イノベーションにならずとも、
今のやり方を見なおしてみたり、改善するだけでも、時間やスキマを作ることって出来ます。
私のマーケティング業務は4年前までは手作業で数時間かかっていた
仕事が山ほどありましたが、ここも、自動化する仕組みを作ることで朝起きて10分作業に
なった業務も結構あります。でも、その自動化するためにはやっぱり、考えたり、同じ事を短時間でやる為に
はじめに少し手間のかかること(システムの導入など)があります。
今日はこんなことを考える良いきっかけかなと思って松下さんの言葉を
紹介しました。
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