二十マイル行進(どんなときもペースを崩さずに努力・前進)
とある喩え話。
(ビジョナリー・カンパニー4:Great By Choiceより)
アメリカのサンディエゴに自分がいるイメージをしてみましょう。
自分はいま、太平洋側の海岸に立って、アメリカ内陸部を眺めています。
一人は自分。
もう一人は、友人。
ここを起点として大西洋側(反対)の東海外のメーン州まで三千マイルの
ウォーキングをしたとしましょう。
一人は一日二十マイルを常に維持してウォーキングする。
一日目は、二十マイル歩けばサンディエゴの街なかから抜ける。二日目、三日目くらいには
砂漠地地帯にはいります。暑く、テントで休憩したいところですが、ここも二十マイルのペースを維持します。
しばらくすると、気候が涼しくなり快適になります。
これなら早く歩ける、と思ってしまいがちですが、ここは自制してペースは
今までどおり二十マイルのペースで。
しばらくするとコロラドの山岳地帯。ここは雪が降ります。
テントでゆっくりしながら、と思うけど、防寒具を着込んで二十マイル歩く。
とにかくどんな環境であってもペースを維持するわけです。
もう一人の人は、はじめのサンディエゴ。
とても陽気な気持ちも踊る気候で四十マイルのペースで歩きます。
ところが砂漠地帯に来たら、暑さに滅入ってしまって、「ここはゆっくりして、
あとで、埋め合わせすりゃいいや」と思って、ゆっくりする。
そして、再び砂漠を抜けると涼しくなります。
ここで、再び一日四十マイルのペースで歩くけど、コロラドの山岳地帯に来たら、
寒いので、また、テントの中で閉じこもる。
要はペースが上がったり下がったり、その場当たりでやってしまう。
さて、どっちの人がメイン州に到着するのは早いでしょう?
これを論理的にやると、前者の人がメイン州に到着した時、後者の人は、
まだ、中西部のカンザス・シティにとどまっているそうです。
この喩え話、どっちの人になりたいでしょう?
この歩く作業は、努力だったり仕事のペースに置き換えることも出来ると思います。
私は地味かもしれないけど前者です。
二十マイル行進(どんなときもペースを崩さずに努力・前進)
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