入院中オリンピックを見ていて感じたこと
3日ほど入院していた時に普段は殆ど見ることのないテレビというものを
久しぶりに見ました。とはいっても、オリンピック中継くらいですが。
そこで日本人選手に感じたことと私たちの組織とも結構重なることが
あるな、と思ったので今回はちょっと変わったエントリで。
私自身はオリンピックの現場にも行ってないし、偉そうなことは言ってはいけない。
そう思いながらも、ここが日本人の強みで、逆に、弱みだなと思うことが多くの選手に
共通してありました。
まず弱みとしては、ここ一番という時の踏ん張りの弱さ。
メダルの数だけ見ていると日本はかなり素晴らしい結果ですが、金メダルの
数だけ見るとアメリカや中国は人口上、仕方ないとして格下の韓国にすら負けている。
もちろん、中国やロシア、北朝鮮のような共産圏の国や韓国のような新興国は
オリンピックは国威発揚の場なので、予算もすごくつくし、金メダルになれば兵役免除や
年金が一生凄い額になったり。また、負ければ厳しい目で見られるのでそのプレッシャーたるや
日本選手とは全然違うのでしょう。また、メダルありきだから競技人口の少ないスポーツでメダル稼ぎなんかも
出てきてしまいます。
そういう意味では日本はフェア精神に則りアッパレではありますが、
フェア精神の素晴らしさは一旦置いておいて、銀メダルの選手と金メダルの選手の
実力差なんてそこまでない
(中にはぶっちぎりの人もいるでしょうがね)。
その差はあと一歩のところでの踏ん張り。
あと一歩という時に、何が何でも!
というのは、仕事でもほんとうに大事です。
よくA1とA2の差は紙一重、といいますがここにあります。
もちろん、今回の五輪では中国・韓国・インドネシアチームの談合だったり、
変な抗議活動など、なんでもメダルをとれればいい、という発想はもちろんよろしくないし、
そういうところは彼らの真似する必要は全くないですが、あと一歩、というところでの踏ん張りはライバルであれ
いいところだけ参考にすればいいと思います。
また、相手の研究。
勝とうと思うからこそ相手選手の癖を研究したりするわけですが、私たちなら勝つ負けるという言葉は
良くないけど、良いカウンセリングをしようとするから事前準備をするわけです。
逆に良かったことは、やっぱり、日本人はチームで戦うとやっぱり強いな、
ということです。
これは、やっぱり自分だけの為と思うより全体の為と思える日本人の民族性の良さなのでしょう。
個人競技だとどうしても、「頑張ったしここでいいや」と自分が一歩引けばそれで
なんとかなることも、団体だと、皆のため!と思って、もうひと踏ん張りの力が出てくる。
これは、単なるインセンティブや罰則に基づかない、利他精神からくる
モチベーションなので、本当に精神面から見ても質が高くそして強いです。
もちろん、私たちの会社はチームで仕事をしているのでこの利他精神を
なでしこジャパンやバレー日本女子チームのようにもっと発揮できるようになれば
きっと、そこまで個人個人のメリット・デメリットを気にせずに出せるようになることでしょう。
前半、ちょっと悲観的なことを書いてしまいましたが、それにしても、
他の国と違って、そこまで予算がつかず普通の一般人に毛が生えたような人達が自発的に
そのスポーツを好きになってそれが高じてオリンピックに出てここまでの結果が出るわけですから、
潜在力としての日本の金メダル数は本当はもっともっと凄いでしょうね。
そして、内村航平や松本薫はそんなインセンティブや罰則がない
ゆるゆるな日本の環境の中で、期待通りの成果を出せた。これは、ほんとうの意味での
精神力の強さですね。
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