大人が一年間ムキになってやれば、たいていのことは、りっぱな専門家になれます。
この言葉を書いたのは城山三郎という作家です。
いろいろ、著名な本を書かれている方でドラマ化された「官僚たちの夏」や
「男の本懐」といったベストセラーを書いた方です。
実際は本で書かれていることは経済関係のことが多くて私と
正反対の意見が多いので、あまり好きな作家ではありませんが(学生時代は
まだ、単純だったのでかなりはまりましたが)、この言葉はそうだな、と
思ったのでご紹介します。
今、自分が苦手と思っていることも含めて大人には乗り越えられるだけの
力があります。要は、ムキになって意地になれるか。
私もこの会社を始めるまでの得意分野(と少なくとも思ってたのは)は
ファイナンスと会計関係と思って自分の守備範囲を決め込んでしまい、オペレーションが
絡む事業は自分には向いてない。そんな風に思ってました。
でも、今思えば、その得意と思ったファイナンスだって所詮、大学院に
行った時に先行してただけで、社会に出て稼ごうと思ってその真剣さから何かを
学ぼうとする力には遠く及びません。
そんなわけか、この会社を始めてから、マーケティング、人事管理、
そして、営業とことごとく、自分が苦手というか興味がなかったことに関わることに
なりましたが、確かにこの言葉の通り、ムキになって頑張ったらそこそこになるもんです。
今じゃ、ファイナンスの知識とマーケティングの知識、どっちがあると言われたら
間違いなくファイナンスとは言わないでしょう。
結局は悔しいと思ったり、もっと自分を高めたいと思うこと気持ちがあれば、
能力なんて関係ないということかもしれません。
大人が一年間ムキになってやれば、たいていのことは、りっぱな専門家になれます。
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