苦手なものが楽しくなる(食わず嫌い)
今日はピタっと第三者の言葉でいいものが見つかりませんでしたが
ふと思ったこと。
誰でも苦手なものってあります。
人によって、苦手分野がどこかは全く異なりますし、
本当に苦手なのかどうかは分かりませんよね。
というのも、実は苦手と思っていることの多くが食べ物で言うところの
食わず嫌いだったりするからです。実は、慣れてくると楽しくなったりする。
自分だと、ビジネスマンとしての私にとっての苦手分野は長らく事業そのものでした。
大学院では会計とファイナンス専攻で、社会人になっても会計事務所系コンサル、証券会社、
ファンドと殆ど、金融分野の会社で仕事をしていた。
どちらかというと、たまたま大学院に行った時にハマったファイナンスが
自分の得意分野に違いない!と思い込んで、ずっとこの世界にいたわけです。
だからエクセルの複雑な関数で企業評価をしたり、同僚が凄い評価モデルを作ったりすると
それが楽しかったわけです。
逆に事業にはあまり関心がないと思っていました。
ところが、会社をはじめてみると、その得意(と思い込んでたファイナンス)なものだけやってても
仕事はどうにもなりません。
だからはじめは、全然興味もないと思ってたけど、マーケティングだったり
人事だったり、そして、営業だったりと、どちらかというと興味もなかったし苦手と思ってた
ことをやらざるをえない。パソコンも今までは調子が悪かったらIT部門の人が直してくれたけど、自分で何とかしないといけない。
ここで人によっては割り切って
「いやいや、自分は好きな事だけやるんだ」
ということで、一切、苦手と思い込んでることをやらないことも
チョイスとしてはあるでしょう。中には、そうして、1つの得意なことを極めて成功する人もいる。
ごく一部の天才と呼べるスポーツマンやミュージシャンの中に稀にいます。
ただ、私たちのような社会人の多くはそうはいきません。
その一方、そうは行かないからこそ、やってみることで、
今まで知らなかったことを知る楽しみも沢山あるわけです。
面白いことに大体、自分が苦手、と思っていることの多くは
少しやってみて面白いと思えなかったり、苦手と思い込んでしまっただけということが殆どです。
そして、実は苦手と思わずにやり込んでいくうちに楽しくなったりする。
bにいらっしゃるお客様だったら、英語が苦手分野な方が多いでしょう。
苦手と思われたキッカケも、はじめに外国人と話して全然ダメで苦手と思っちゃった人もいるでしょうし、たまたま、学生時代のクラスが自分に合わなくて嫌いになった人もいる。
もちろん、語学が得意な人はそう思わないで上手になっていくのでしょうが、
大多数の人は、苦手と思いながらレッスンを続けていくうちにさり気なく、今まで通じなかったことが
通じたりという楽しみに気づいて、少しずつ上達するわけです。
そして、こうして新しい発見が加わることで、元々の得意分野と
組み合わせたり所謂、「応用」が出来るようになると、社会人としての幅が一気に
広がります。それが、仕事を続けていく中で得る楽しみの一つじゃないかなと思います。
恥ずかしながら私も昨年までお刺身に生姜おろしを入れることが
出来ませんでした。生姜自体は、チャイにも入れるし、ガリもジンジャーエールもすごい好きなのに
何故かお刺身に生姜おろしはありえない、と子供の時に思ったままいい年こいてしまったわけです。
やっと昨年勇気を出して鯵のお刺身を生姜おろしで食べたら、あまりの
美味しさに、今までの30数年、損したと思いました。ということで、今では鯵の刺身は
必ず生姜おろしになりました。
最後が締まりがなくまとまってしまいましたが、仕事は意外とえり好みしないで
まずはやってみること。それが、自分の幅を広げるコツでもあり、そして、楽しみを見つける秘訣だと
思います。
苦手なものが楽しくなる(食わず嫌い)
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