すべては責任から始まる
(ドラッカー)
以前、一度紹介したことのある言葉です。
最近、ニュースで騒がれている石原都知事の尖閣諸島購入のトピック。
私は個人的には賛否両論で見る人ですが、本件は普通に考えれば国がやらないから
当たり前のことですが、相変わらずニュースを見てると相手方の国のことばかり気にした内容を
報道しています(TVとか新聞は海外政府の圧力がかかるから腰抜けになるのは仕方ないのですが、世論を捏造したりホント日本のメディアはもう終わってると思います)。
それはさて置き、メディアの切り抜きの報道だと真意が分からないので、彼が何を
言ってたかをすべて聞いて聴いてみました。本でもタイトルだけじゃ著者の本意はわかりませんからね。
本件とは別に面白かったのは、今の日本国憲法には「責任」という
概念が織り込まれていない。あれは、自分達を一瞬とはいえ追い込んだ日本人が二度と
歯向かわないようにアメリカ人が1週間で適当に作ったものを日本語訳しただけのもの。
だから破棄して、一回、旧憲法に戻したほうがいい。
昔の日本人には責任感があったが、今は経営者も政治家も官僚も国民も責任がない。
当時はそれが狙いだったかもしれないが、そりゃ、同盟国のアメリカだってこんな責任感のない
腑抜けな日本だと困るだろう。
世界の安全の為に日本は核武装して東アジアの安全に責任を果たすべきだ。
ってアメリカで言ってたことです。
で、面白かったのはアメリカ人の殆どの反応もそのとおり、という感じで、
大喜びしてブラボーまで飛び出してたこと。
こういう欠陥だらけの憲法になったのが、当時アメリカがワザとやったのか、それとも、
テキトーだったのかは分かりませんが、確かに日本人が外国人からかつて尊敬されていたのは、
・ 街が美しい(今もある程度キレイですが)⇒ 街をキレイにすることに一人一人が責任をもっている
・ 人々が一生懸命働いている ⇒ 自分の仕事に責任を持つ
・ 持ち場を離れずしっかりと自分の責務を果たす ⇒ 持ち場に責任をもっている
といったことです。
ここでドラッカーの言葉と結びつきますが、良い会社、良い国、良い街、良い
組織や共同体に共通することは、もちろん、いろいろありますが、究極は「責任」の言葉に尽きます。
わかりやすくするために、逆に良くないパターンを例示しましょう。
・ このことは・・・さんがやることで私は知りません(自分も同じ組織に属して責任があるということを忘れている)
・ 自分がうまくいかないのは景気のせいだ(そういう政治を選んでしまったのは一人一人の国民の責任。選挙権というけど本当は日本の事をちゃんと考えていることを選ぶ義務(責任)が国民にはある)
・ 自分はこのことは教わってないし知らない(自分が責任をもって調べたり聞けば出来ること)
どうでしょう?
自分のひとつひとつの行動や発言にも責任というものが実はあります。
うちの会社はオーナー会社ですから、もちろん、最終責任や会社の借金の責任は私が
負うものでそれはアタリマエのことだと思ってやってますが、ひとつひとつの業務やその日の
スクールの業務が全てつつがなく運営されることにはみんな一人一人の責任があります。
そして、もちろん、皆さんを育ててくださったご家族の名前を負ってるわけですから
それに対しても責任があるわけです。
重く考えるものではなく、そりゃそうだよな、と思ってもらいたく紹介しました。
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