マナーは、行動を引き立たせる装身具のようなものだ。
(サミュエル・スマイルズ/自助論)
以前紹介したスマイルズの自助論。
福沢諭吉初め、明治時代の自尊自助の日本人の精神に大きく影響を与えた
名著ですが、その中から今日はマナーについて。
昨日、稲垣さんとのミーティングが3時過ぎまで長引いて、クタクタに
なりながらタクシーに乗って家に帰りました。
クタクタながら、タクシーに乗る時は、運転手さんに気持ちよく
運転してもらいたいので、
・ 近場で済みませんね
・ 寒いですね~
・ 今日は儲かってますか?
・ 今日の国会聞いてました?ひどかったっすね~。
など、会話を楽しもうとするのですが最近のタクシー産業自由化の影響で
台数が増え過ぎてトレーニングが追いついていないこともあるのでしょうが、
こういう会話を楽しむ運転手さんが意外に少ない。
昨日は久しぶりに横柄な運ちゃんで、始めは私も愛想よくやってたのですが、
最後は半切れになって、近代化センター、お名前控えて連絡します、と思わず言って
目的地前で出てしまいました(センターに電話なんて面倒な事はしないですが)。
同じ運転手という仕事をしていて、一見さん商売のタクシーですが
人によってここまでほっこりしたり不快になったり、もったいないな、とサービス業に
いると思ってしまうわけです。
私たちのお客様対応はどうでしょう?
私が見ててそんな不快な態度をする人はさすがに社内には誰もいませんが、
どことなしか、自分の会話が粗野になったり、もしくは、友達口調になりすぎたり、
はたまた、上から目線になってしまったりという差はやっぱりあります。
もちろん、心根はいいから、とお客様も思っていただけているでしょうが、
常にこのマナーという部分に関しては、「多少固いかな~、自分」と思うくらいで
丁度いいと思います。
もちろん、お客様でも超カジュアルに話してくださる方もいれば、多少、
固めの方まで色々いらっしゃいますので、マナー具合、という部分のさじ加減はしないと
いけないですがね。
マナーは、行動を引き立たせる装身具のようなものだ。 (サミュエル・スマイルズ/自助論)
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