ピークに到達する方法
(ダン・ケネディ)
今、Chip Conleyの “PEAK – How Great Companies Get Their Mojo from Maslow”と
いう本を読んでいます。
この本自体は、ジョワ・ド・ヴィーヴルという米国の西海岸(主にベイエリア)で
成功しているホテルチェーンの経営者のチップ・コンリーがどのようにして、サービス重視の
ホテルチェーンを作り出し、そして、ITバブル崩壊を従業員と乗り切り再度、事業を成長させたかを
主にマズローの心理学を使って説明した本です。
今日はこの本を紹介するわけではなく、このピークという言葉を取り上げたいなと思います。
これは月末のbでもとてもよくあることですが、今までの25日分の積み上げと同じくらいのことが
のこりの5日間で起きてしまうことがよくあります。最近だと9月と10月、もしくは震災後の4月がそうでしたね。
スポーツでもこれってよくあって、2セット取られたあとのバレーボールでの逆転勝利や
ロスタイムでのサッカーのゴールなんてのは、見ている人からすると
「はじめからそうやってたらいいじゃん」
って思ったりするものです。
でも、これは一見無駄に見える結果があまり出ていないはじめの2セットやロスタイム前の
試合中にチームが試行錯誤し、みんなで目的を共有し、努力しているから最後の最後で神様が
ピーク時間をくれるもの。ゲーム的に言うと、スーパーマリオの無敵時間ですね。
今月も前半戦はいろいろと課題がありました。
多分、みんなももがいたり、傷ついたり、そして苦労したりという試行錯誤を程度の差こそあれ
やっていると信じています。
で、これはみんなで一緒に苦労すべき課題です。
そして、解決するヒントが出てきて今、少しずつピーク創出前の流れが出始めています。
でもそれはいつくるかはわからなくて、真剣にもがいていると自然といつの間にか流れが
変わるのであまり構えずに今の一つ一つの自分のするべきことに取り組んでいてください。
もっとマクロで見た意味でのピークにまだ、bは到達したことはありません。
でも、こうした小さなピークは何度と経験していますが、私自身が辛かったときに
いつか、会社全体のピークが来ることを信じて元気づけられたのは下のダンケネディの本に出ていた
一文でした。私はこの言葉を毎年手帳の元旦の部分に手書きで書き写すようにしています。
ちょっと経営者的な観点から書いてますが、精神的に今が一番きついなーと思った時、
私は読み返して、「よしっ!」ってもう一回元気を出すようにしています。
以下引用—
部外者には”一夜の成功”にしか見えないことを成し遂げるために起業家は
たいてい長い苦闘の磁気を経てきている。私は何年もの間、世間に忘れられ、屈辱感さえ味わいながら働いてきた。車を差し押さえられ、借金取りに追いかけられ、そして私は破産した。
あまりにお金がないので食べるものを買うために、長椅子のクッションの下から小銭を集め、
おんぼろの車に乗ってたこともあった。
からかわれ、無視され、虐待された。
こんなことは全部もうたくさんでチャンスと幸運に本当に感謝している。
そして明日の朝には何もかも消え失せて無いかと心配になる。
これはある意味、健全な被害妄想だ。
—–以下まだ続くがここで引用終了
とまぁ、これは大げさな話だけど全米でも有数の成功者の彼でも人生のピークに
到達するまでにはかなり苦労しているわけです。ダン・ケネディが自己破産していたことがあるとは
この本で初めて知りましたが。
私たちのピークはもうちょっとちびっ子だけどもやっぱり、日々の地味な積み上げ、
葛藤中の思考と解決策の実践、そして、最後は行動に関わってきます。
今月もピークは来るでしょうしどこまで大きいピークかはわからないけど、
まずは、目の前にあるひとつひとつのことを大事にすることが大事です。
ピークに到達する方法 (ダン・ケネディ)
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