勝って、勝ちに傲ることなく、
負けて、負けに屈することなく、
安きにありて、油断することなく、
危うきにありて、恐れることもなく、
ただ、ただ、一筋の道を、踏んでゆけ。
(嘉納 治五郎)
近代日本のスポーツの父、嘉納 治五郎の言葉です。
嘉納治五郎は漫画YAWARAの猪熊治五郎もここからきているそうです。
言葉の説明はそのままなので読んでみながら自分の行動や考え方に
当てはめてみてください。
この嘉納が生まれた時まさに明治の開国期に彼は、十八史略や国史略等といった
儒学を学ぶと同時に英語/ドイツ語やフェノロサといった西洋哲学を学んだそうです。
そうした東洋的な思考方法に西洋的な功利主義、そして、智育・徳育的な概念を
柔道に取り込んだ独特の柔術を開発したそうです。(柔道が意外とヨーロッパの選手が
多いのはそのためかも)。初の洋行で船上で暴れた巨漢のロシア水兵を一撃で
投げ飛ばしつつ、その人が怪我をしないように配慮して投げ飛ばしたことは乗り合わせていた
日本、欧米の乗客の喝采を浴びると共に彼の武術に対する考え方をあらわしているのでしょう。
仕事も結構似ていて調子がいい時は安心しない。
逆に調子がわるい時は卑屈にならない。
そして、何かうまくいっている時は油断しない。
危機的な時こそ恐れを持たず、ただただ、一歩一歩進んでいく。
なにかとても力強さと温かさを感じる言葉と思ったので
今日は紹介させてもらいました。
勝って、勝ちに傲ることなく、 負けて、負けに屈することなく、 安きにありて、油断することなく、 危うきにありて、恐れることもなく、 ただ、ただ、一筋の道を、踏んでゆけ。 (嘉納 治五郎)
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