“Pessimism comes from our passions; optimism from the will.”
悲観主義は気分のものであり、楽観主義は意志のものである。
およそ成り行きにまかせる人間は気分が滅入りがちなものだ
(アラン)
この言葉は、フランスの哲学者アランの言葉です。
前々からこの言葉が気になっていて、どこで知ったのだろう?
と思っていたのですが、私がこの言葉をしったのは麻生太郎元首相が
リーマン・ショック後、世界経済が混沌としていた時に、スイスのダボス会議で
演説した時に引用した言葉だったみたいです。
麻生さんはマクロ経済政策などを今、振り返るとまさに教科書通りの対応で、
今思うと、あのまま当時の政策が続いていたら恐らく経済の状態もだいぶまし
だっただろうし、今みたいに海外に金ばらまかずに、東北にもしっかりとお金を投入し
復旧・復興していただろうと思います。
残念ながら彼はマスコミに嫌われたので最後はカップラーメンの値段が
いくらだの、ホテルのバーに(自腹でしたが)行くのが贅沢だの叩かれて最後は
選挙であんなことになってしまいました。
その後、鳩山さんが毎年何億も脱税していても、菅が震災中もずっと
豪遊三昧してても、マスコミはほとんど報道がなかったことを思うとマスコミってのは
ホント報道するも報道しないも自分達の好き嫌い次第なんだな、と思ったりしますし
日本の民主主義を衆愚主義に変え今の経済停滞を悪化させてしまった一つの
イベントだと思います。ま、自民党もいろいろ問題があったので1回は必要な
イベントでしょうし、これはこれで長い目で見れば仕方ないでしょう。
その話は別にしてこの演説は日本語タイトルで、
「私の処方せん-世界経済復活に向けて-」。英語では
“My Prescriptions for Reviving the World Economy”というタイトルだったみたいです。
恐らくここ数年では日本が世界に対してそれなりにリーダーシップをとった
最後のイベントがリーマン・ショック時の対応でしょう。最近じゃ、日本の政財界のトップが
スピーチしてもほとんど人は集まらないですが、この時は聴衆もかなり入っていますし、
私も聴いてみましたが元気になる内容でした。
当時は金融システムがリーマン・ショックで世界中、突然破綻してしまって
アメリカはじめ、世界中の元首達がどのように対応するか分からず、オロオロしていた。
今は、欧州とアジア通貨、北米経済ともに大変ですが、突然発生したリーマンショックは
よりセンセーショナルだったし、当時は100年に1度と言われ
(今じゃ、100年に1回が毎年ありますが・・・)そりゃ、大変な状況でした。
一方、幸か不幸か日本はバブル崩壊から20年近くその対処をしてきていたので、
時には、政策的なミスも沢山あったけど、ノウハウらしきものは出来ていたので、実は、
一番動揺せずに冷静に状況を見ていた。
その時の麻生氏のスピーチで最後に引用していた言葉がこのアランの一節。
英語の方がその意図が伝わりやすいかも。
“Pessimism comes from our passions; optimism from the will.”
いずれにせよ、「大変だな~」と思うか「何とかなる」と思うかの差は、
passion(気分)かwill(意志)の差なんだなと思います。
日本がもう一回正しい路線で経済運営をすることで復活し、世界の成長エンジンに
なれば、bも更に業績良くなりますしね。
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