アマチュアは、応用に飛びつく。
プロは、基本に忠実。
まずは、導入となりますが先日、学生時代から気になっていた宍戸駿太郎さんという
経済学者の話を聞きました。もう90歳前になる方ですが、話し方もハキハキされている方で、最後に
「日本経済の復活の処方箋は何ですか?」と聞かれた後(細かいテクニカルな話はここでは省きます)、
「過去の世界中にある経済政策の成功と失敗の歴史を見たら、今、何をするかは非常に明快ですることは決まっている。そして、実行できれば日本経済は間違いなく復興する。でも、今はあれこれ、新しい理論に飛びついて15年間失敗してきた。」
と自信をもって仰っていました。
これを英語を勉強するときもそうなのですが、自分たちに当てはめてみましょう。
仕事でも、うまく行っていない時や行き詰まっているときは何か真新しいことに
飛びついてしまいがちです。
英語を勉強したいと思うお客様が、あれこれ英語教材に手を出したり、いろんな形態のスクールを
片っぱしから始めたり、、というのもそうですね。
でも、本当に自分の目標に向かってすすむべき道というのは決まっていて、やっぱり、その
道にたどり着くためには基本に忠実に努力することが第一ということです。
そして、何よりも応用が生きるためには基本が出来上がってることが必須。
料理人でいろいろな創作料理(応用)が出来る人は料理の基礎ができているからでしょう。
社会人としての応用が出来る人も、社会人としての基礎があるから。
そう思って、もう一回仕事の基礎って何だろうと考えてみてください。
派手さはないのだけど、とても大事なことでその大事なことが出来る人程、応用も出来るのです。
原発が爆発したからすぐ、太陽に飛びつく、というのも応用に飛びついてしまいがちな人間の弱さだと思います。長期的にはもちろん太陽発電も大事だけど、まず、目の前の原発を収束することに全力を注いで、次に考える事、って感じでしょうか。
アマチュアは、応用に飛びつく。 プロは、基本に忠実。
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