リアリティ=当事者意識を持つことの大事さ
これは、誰かの言葉というわけじゃないのですが最近思ったことを幾つか
例として挙げるとともにまとめていきたいなと思います。
毎年、私は1月17日と8月15日が近づくとそわそわというか、体の中から
感情がこみ上げてくるのですが、言うまでもなく初めは阪神大震災、そして、後者は先の大戦の終結です。阪神大震災から早くも16年、戦争終結から66年が経つわけですが、今年の東日本大震災で更に一つ加わった気がします。
それと逆に、政治でもそうだし企業でもそうですが、今、逆に欠落していると思うのは、
「これは自分の問題だ、あるいは、日本人として解決しなきゃいけない、ここの会社で働く一人の誇りとして何とかしないと」と思って当事者意識を一人一人が持てば何をするべきかということが分かってそれが行動に伴うのだろうけど、今、残念ながら大多数の日本人は他人ごとになってしまっている、ということです。
みんな国会中継を生で見ることはないと思いますが、ここまで、見るもおぞましいというか
顔になってしまった人達が国会で答弁し、それが、今まさに日本のどまんなかで行われているというのも驚きです。企業に置き換えると、大企業を見ていても戦後創業した優良企業の第一世代が一線から身を引いてしまってから、今、会社にいる人達の多くが(もちろんそうじゃなく頑張ってる人達はたくさんいるでしょうから全てではないとその方達の名誉のために付言します)、会社が赤字だろうがどんな危機的な状況であろうが、特に雇われトップ、(一部の中間から下まで)その状況を受け止めて、何とか立てなおそうという空気を持っている会社はとても少ない。
もちろん、ま、そのときゃ辞めて転職すりゃいいや。と思う人もいるかも知れないし、
特に雇われトップの中にはそういう人は多い印象があります(名前は売れたし、退職金もらったらそのあとは本でも出しゃいいや、的な)。また、政治家だったら、ここである程度名前だけでも作っときゃ、いずれ、どっかで食い扶持くらいはあるだろう。そう思うかもしれない。
これって、結局、自分の事しか考えられてないのだと思う。
町を歩いているとみんな少し思うことあるかもしれないけど、東日本大震災もはじめの数週間は
がんばろう、という気持ちが漂ったけど今では(もちろん多少なりともあるでしょうが)、今の東北の状況を何とかしよう、若しくは、世界の中の日本という国家の威信にかけてでも、早期復旧しよう、という気概はない。というか、既にもうみんな普通の状況に戻ってる。
それが人間だといったらそこまでなんだけど、やっぱり、もう少しせっかく人間として生まれたんだったら
食べたり遊んだり今日明日の自分のことだけを考えるんじゃなくて、色々なことに感心をもって生きて行くのが人としての矜持みたいなものだと思います。
ここの欄は基本、仕事と結びつけることにしているので、最後は仕事に持ってくるとすると、
この考え方は、仕事に大いに当てはまると思っています。
・ お客様のレッスン終了時、出てきたレッスン・レコードの一番後ろをチェックして受講状況を
どこまで確認できているだろう?
・ 初めてお会いするお客様だったら、その方のプロフィールレッスン中にさっと見て、お帰りの時の
ちょっとした雑談の中でもそれを意識して話してみる。他人のお客様の状況にも関心を持つ。
・ 掃除を気持良くすることで、いらっしゃったお客様が気持ちよくやってくれたらいいな?
・ 自分は明日、お休みもらってるから明日働く○○さんのために、ここまでやって引き継ごう
(丸投げ引継ぎじゃなく)
こういう気持ちを持つことの秘訣は、「これは自分が解決するとしたらどうするか」という気持ちを
常に持ちながら考えることです。
リアリティ=当事者意識を持つことの大事さ
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