“Begin with the end in mind”
(心の中に終わりを持つ)
いままで何度か紹介している7つの習慣に出てくる習慣の2番目の言葉。
実は、日本語訳などで見ていると「目的を持って始める」と出ていますが英語では
「Begin with the end in mind」。直訳すると心の中に終わりを持つという意味です。
うちの場合はみんな朝一番でTODOを出してもらってます。
TODOを作るときって、逆に今の時間から先を見据えて描いていくと思うのですが、
そのときに今日のこの言葉である「目的を決めること」を意識してから、TODOに
落とし込んでいくといいと思います。
人間っていまからの延長で考えるとどうしても自分に甘くなってしまう。
例えば、もし、会社が予算がなくて毎日ただただ日を終えていたらきっと赤字に
なってしまいますよね。それを防ぐために、1年間の売上や利益に対する予算を設定してそれを
毎月の数字に落とし込んでいき、その数字を達成するためのTODOをリストアップして実行していく。
みんなの場合は、TODOを書くときに「今日、1日が終わったときに自分は今日はやりきった」
と思えるには何をする必要があるか。
と考えて逆算していくと、もっと優先順位をつけて仕事が出来ると思います。
よいたとえ話として、アメリカ海軍のマイケル・アブラショフという人の
話があります。
彼が任命されてベルフォードという艦船の艦長になったとき、部隊の能力は
太平洋艦隊の中で最悪だった。しかも、マイケルが指揮官になる就任式のとき、
艦員たちはマイケルに罵詈雑言とブーイングを浴びせたそうです。
そのとき、マイケルがしたことは、
「自分の任期が終わって艦長を解任されるときの儀式の光景で、
同じ艦員たちから拍手喝采を浴びている光景」をイメージした。
そしてそのゴールに向かって、艦員たちとどうやって信頼関係を作っていくか。
訓練をするか。具体的にTODOを作って着手していった。
そして18ヵ月後、このベルフォードは太平洋艦隊の中でも、最高の艦に与えられる、
スポケーン・トロフィーを獲得した。そして彼の任期満了の日、同じ艦員たちから
拍手喝采を浴びて艦を降りた。
目的地を、明確に描くのと、今の延長だけで考えるのでは
ゴールに行き着く可能性が全然違うことの好い例ですね。
“Begin with the end in mind” (心の中に終わりを持つ)
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