いにしへの 道を聞きても
唱えても わが行いに せずばかひなし
(島津忠良)
毎月1日は私は近所の氷川神社にいって「今月も頑張ります!」ってお祈りをしてその後、私の祖母の故郷出身で歴史上の人物の中では最も尊敬する人の一人である大久保利通の墓参りを青山霊園に行きます。
これを1日と折り返し地点の16日に行くのですが、今日は、恥ずかしながら神社にしかいけませんでした(今晩、もしくは、明日の朝一番で行きます)。
毎月神社では、昔の人のありがたい言葉をもらえるのですが今月はたまたま大久保利通の故郷でもある鹿児島の島津忠良の言葉でした。私は祖母方が鹿児島の知覧の出身なので、結構、昔はこの島津忠良の言葉は聞かされてましたが今月の言葉がいろは歌だったのも不思議な偶然でした。
不思議なもので、幕末から明治維新そして明治時代を通じて鹿児島からはとても沢山の有能な政治家、軍人が誕生しました。それも殆どの人たちが加治木町近辺の特定のエリアの同級生。名前だけ挙げても、大久保利通、西郷隆盛は当然ですが、西郷従道、大山巌、東郷平八郎、黒田清隆、山本権兵衛・・・と世界の政治家・軍人で見たらトップ20くらいにここから大量の人材が出てきたような時期がありました。
そのヒントの一つが昔から薩摩藩の武士に伝わっていたこの島津忠良のいろは歌といわれています。
今月始めの言葉としては堅苦しすぎるかなと思いましたが、何がいいたいかというと、どれだけいい言葉に出会ってそれを口に出して唱えることができても、それを自分自身の行動と結びつけることができなければ、何の意味もない。
そういうことです。
普段は朝礼でそのときそのとき大事な言葉を考えて掲載していますが、大事なことはそこで、まずハッとするきっかけを得ることですが、それよりも大事なことはその中から自分だったらどうするかということを考えて
行動にまで移すことです。
今日は月初です。
今のみんなを見てると、地震が落ち着いてきて、気合が満ちているのをひしひしと感じます。ただ、人間は少しずつ、そして、確実にその気合が落ちていきますので、時々、今日の言葉を思い出してこの気持ちを月末まで頑張って持っていきましょう。