見た目も、行動も、スマートに。 最初に売るのは、自分自身だ。
それに成功できれば、ペーパーカップを売るのは楽だ。 （レイ・クロック）
1月に1回出した言葉ですが、丁度今のタイミングでもう一回
出したいなと思って選びました。
レイ・クロックはご存知の通り、マクドナルドの創業者（厳密にはマクドナルド兄弟ですが）で
この事業に出会うまで、不動産の営業からペーパーカップの販売まで様々な仕事に
携わり最期にマクドナルドと出会いました。
今日の言葉は、まだ、マクドナルド創業前にペーパーカップを売っていた時代の話。
バーだったり飲食店に飛び込みでペーパーカップを売っていたレイクロック。
アメリカだと飲食店って移民の一世の成り上がりのような方も多く、まずは、相当な信頼関係が
出来ないと今無くても困らない、海千山千の人がペーパーカップなんて買わない。
だからこそ、まずは、自分自身の行動から見た目までスマートに。
売るのは自分自身。ペーパーカップはその次。
その通りだと思う。
私達の仕事も似ているところがあります。
私達がお客様にご購入頂くのは「b わたしの英会話」で提供されるレッスンであり
教材であります。
しかしながら、結果的にお客様が購入する際に見ているのは、この空間で得る体験。
その中にはレッスンの質、レッスン・レコードのシステムや価格といったこともありますが
一番影響が大きいのは実は、ショートカウンセリングをするプログラム・デザイナーの第一印象です。
プログラム・デザイナーとの入り口の部分で感動がないと、どれだけレッスンが良かったとしても、もしくは、
価格面でも問題なかったとしても決めようとは思わない。
また、もちろんですが、お客様の多くは何らかの目的を持っていらっしゃる方の比率が高い。
みんなは、お客様にグサッとささる一言を伝えてあげよう、と思ったり、ひょっとすると
お金のところが気になっているからそこを解決してあげようと思ったりもすると思います。
それよりも、もっともっと大事なのは始めの30分の関係構築。
勘違いしてほしくないのは、関係構築とは単に感じがいいとかお友達になるのではなく、
「この人の言うことは聞かないといけないな」と思っていただけるだけの関係になること。
関係構築が出来ているからこそ、最期に悩まれるお客様にはっとする一言を伝えられるしその言葉も
重みがあります。
面接も似てます。
どれだけ、面接の内容が良くても熱意があっても、5分遅刻してしまったら。
煙草臭かったら。熱意があっても、多分私は「言ってることは正しいけど、面接の日だけでもタバコも我慢出来ない
あんたに言われたくないよ」、「どれだけ熱くても始めに5分遅刻してしまうような人が今後、未来永劫遅刻しない」
と思ってしまうでしょう。
もしくは、広告営業の電話。
一般的な内容で「御社は・・・で、このSEOなら・・・」だったらやっぱり30秒で切られてしまう。
けど、「御社のサイトを見て、・・・のコンセプトに惹かれて、会社概要や目指している方向性を見て共感して、
当社の・・・・ならこの問題を解決できると思う」という電話ならとりあえずは話聞いてみるでしょうね。
勝負って始めの3分。いや30秒で決まっていると思います。
だからこそ、普段からスマートに。そして、そのスマートさが外見だけでなく内面から滲み出るように。
気をつけて上辺だけにならないように知識を磨くことも忘れないように。