人財、人材、人在、人罪
(昨日、ITmediaのニュースに出ていた話)
昨日、ITメディアのニュースで見かけた記事です。
http://news.livedoor.com/article/detail/5349565/?p=2
私も賛成するところ、賛成しないところがあったので賛否両論を予想していましたが
その後のTwitterなどの反響を見ていると予想どおりいろいろな意見が出ていました。
解釈はその人のおかれた環境や組織によっても変わるでしょうが、この記事から
私達にとってどのようにプラスになるように解釈しようと思うかというと、仕事って自分の人生の中で
時間的にも、交友関係(同僚やお客様)も、そして、その後のキャリア形成に置いても
大きく関係するわけです。
だからこそ、少なくとも今目の前にある仕事に対して手を抜かないこと。
何よりも、自分が今貰っている給料は私も含めてお客様が私達を信頼してお支払い頂いた
対価から頂戴していること。そして、赤字会社の場合は誰かが何らかのリスクをとって補填していること。
だから、仕事は妥協せずに自分のキャパを上げていけるように目標値を常に高く
設定する。それが結果として自分の成長に繋がることだと思います。
記事をセンセーショナルにするためでもあるでしょうが、その中には
赤字社員と黒字社員などきつい言葉も入っていました。この記事の中では決算としての
黒字に対する貢献度に基づいて下記の基準で人財、人材、人在、人罪と設定していて
私はこの定義そのものがいいとは思わないです。ただ、考え方としてあることは事実だしこの考え方が
上手くいく会社もあるのでしょう。
人財:利益貢献倍率が10倍以上
人材:利益貢献倍率が3倍以上、10倍未満
人在:利益貢献倍率が3倍未満
人罪:利益貢献倍率がマイナス
でも、うちの場合は、以前、お話をしたトライアンフの樋口代表が言っていた、
・ のぞみ号
・ ひかり号
・ こだま号
という定義の方がいいかなと思います。
当然、管理部門にいる人は営業をしないですから売上への貢献度を測定することは難しい。
もしくは、営業が沢山取れているからといってそこだけで判断すると、破綻した
リーマンブラザーズの営業のように在職中に売上作る人が偉くなってしまって退社後はほったらかし。
それはそれでおかしくなるし、結局、お客様、残った社員、株主から債権者までハッピーじゃなくなる。
私はもう少し解釈を紐解くと、結局は私達の場合には当然、日々の売上を
立てるために目先の営業も当然ですが大事。れをかっこつけて否定したりするのは
甘い話だと思います。ただ、私達とお客様との付き合いは短くても10ヵ月。
大体のケースは1年以上、ヘタをすると未だに創業来4年以上お世話になっているお客様もいらっしゃいます。
だから、私達にとっての人財っていうのは結論としてはやるべき事をやる人。
新しいお客様と信頼構築出来る人。そして、初回の関係からお客様と中長期的な関係を作れる人。
そして、結果としてお客様の満足の対価として売上を頂戴できる存在になっている人。
また、見えないところで中長期的な売上やコスト減に貢献できる人。
ということになります。
記事自体は経営者向けの記事として書かれていて、社員との立場と違う、
という反論もありました。確かに大きな会社だったり、経営陣と社員の利害が反発する
ビジネスがあるならばそうだと思いますが、その一方でうちみたいな規模の会社だと
経営者も社員も一蓮托生だし私自身が人罪になってしまうときは、全部責任が自分に帰ってきてしまう構造だから
やっぱり頑張ってみんなを人財になってもらいたい。
ただ、人財の解釈は少し記事とは違ってのぞみ号の人もいればこだま号の人財もいる。
そこは、自分は忘れずに見ていきつつみんなが中長期的に結果を出し続けれるように
教育し続けたいと思います。
人財、人材、人在、人罪 (昨日、ITmediaのニュースに出ていた話)
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