Ready. Fire. Aim
(Tom Peters)
昨日、渋谷オフィスまで歩きながら向かっているときに
マーケティングのオーディオ教材を聞いていたときに知った言葉です。
みんなは、結構、bがどんなマーケティイングでお客様に認知していただき、そして、
興味を持っていただき、最期にアクションをとっていただいているかのフローが
朝礼などでも共有しているので理解していると思います。
この教材で出てきたのは、一般的に何かするときって「構え、狙え、撃て」
なんだけど、マーケティングのみでなくビジネスの世界では「構え、撃て、狙え」
じゃないと間に合わないという内容でした。
どういうことかというと、この言葉は射撃とかの世界なら、構えて、狙いをすまして、
撃つ、という動作になるけど、ビジネスの世界は撃っておしまいではなくて撃たないと
分からないこともあるから、まず構えてから撃ってみて、そして、少しずれていたり失敗したら
すぐ修正して狙い直してまた撃つことが大事。
そういうことです。
特に私達のようなサービス業はお客様に見える分のオペレーションは
規模の大小を問わず、心はリッツカールトンに負けないレベルのサービスを提供する
気構えが必要です。
その一方で、マーケティングだったり、サービス以外のオペレーションの部分では
試して失敗しないことには気づかないことが多いものです。だったら、
構えながらああじゃない、こうじゃないとする前に、まず撃ってみる。そして、
ズレているならばすぐに修正してまた撃ってみる。そうすれば、小さなズレや失敗をたくさんする
チャンスがあります。大きく構えて狙って外すよりは、まず撃ってみて失敗したら直していくほうが
ビジネスの世界ではレベルの高いことが出来るようになるチャンスも高まります。
だから、私が皆さんに何かお願いしたりするとき、やっぱり、
甘いなと思うのは、「・・・が終わったら(出来たら)・・・やります」という
考え方。逆に、いいなと思うのは「まずやってみて、ダメだったらまた相談します」くらいのノリ。
(誤解してほしくないのはお客様に対しては別ですよ。仕事に対する取り組み方という意味で)。
この言葉の原点は調べてみると、アメリカの経営学者のトムピータズの
“Ready. Fire. Aim”から着ているみたいです。私も好きな経営学者ですが今日はじめて
知りました。
似たことを言っている人は多くて、日本だったら、サントリーの創業者の
鳥井信治郎が、2代目の佐治敬三がビール事業にあえて進出するか悩んだ時に言った
「やってみなはれ」が近いですね。
サントリーは失敗に失敗を重ねながら、プレミアムモルツの成功で
ビール事業が45年間赤字だったのについに黒字化したわけです。あそこまで
大きな会社だから45年も赤字で耐えられたけど、あの時のやってみなはれの言葉が
なければ、プレミアムモルツも飲めなかったわけです。
Ready. Fire. Aim (Tom Peters)
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