プロフェッショナルとしての心構え、行動規範
(かつてのbの共同創業者の高橋さん)
1月のbは速報ベースではありますが良い結果に終わりました。
そして気を抜く間もなく2月に入ります。
ふと、bを一緒に創業し、今、カナダに在住の高橋さんお元気かな、と思って
過去のメールなどを見なおしていたらこの言葉に出会いました。
もう、カナダに移住されて2年半以上になりますので会ったことがあるのは、
敬子さんとTheresa、Liezlくらいかもしれません。高橋さんとは留学していたThunderbirdで知り合い(といっても私より先輩でした)その後、日本に帰国してからはGabaの副社長として丁度Gabaが都内から関西、中京圏にかけて展開をするときに非常に重要な役割を果たした人です。結局、bはやってみて今の規模で事業をすることがお客様にとっても会社にとっても良いという判断で大きくはならなかったわけですが。
私も昨年に会長をご退任されてからしばらくの間、連絡を取っていないですがきっとお元気にカナダの事業をされていることだと思います。
普段は初日は、近所の氷川神社で今月も良い結果を出せますように!
とお祈りしたついでに、東京神社庁が出しているその月の言葉を選ぶのですが今日は
順番が逆になりますがこの「プロフェッショナルとしての心構え、行動規範」を
引用したいと思います。
作成時期が2007年ということでまだ、日本人社員が役員を除くと
1名しかいない時に書かれたものですが、職業人としての行動規範をまとめたもので、今、読みなおしてみてもこの言葉は皆にかけたいと思います。
この前に、「プロフェッショナルの前提条件」というのがあるのですが、
それに入る前に心構え・行動規範をみたほうがイメージが持てると思います。
あえて、今の現状などには即さずに原文のまま乗せてみました。
書いてあることは、非常に本質的、かつ、プロを目指す人間であれば言葉の語彙が
分かりにくくても、その意図せんことは理解できると思います。
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(その1) スペシャリティ
広く浅く知ることは、何も知らないことと同じである。
深くひとつのことを追求することによって、全てのことに通ずる普遍性に到達できる。
(その2) 真剣勝負
プロフェッショナルである以上、今の仕事で食べているのだということを
肝に命じること。そのためには一流でなければならない。これに賭けているのである。
競争に勝たねばならない。全てに亘りプロフェッショナルらしい振る舞いをすること。
(その3) 結果が全て
プロフェッショナルなら、プロセスは言うまい。血のにじむような努力を
していることさえ何の言い訳にもならない。所詮どの世界でもプロフェッショナルは結果でしか評価されない。
(その4) 手際の良さ
仕事の仕切り、仕事のさばき、社内外とのやりとりを手際良くすること。
プロフェッショナルらしい技を磨き、それをあざやかに演出すること。
プロフェッショナルとして振舞うこと。
(その5) 闘争心
勝とうとする意志。負けることに甘んじない心。
失敗をバネにする反発心。やられたらやりかえす闘争心。
(その6) 直観を磨く
知識と経験をフルに働かせ、チャンスや異変に気づく直観を磨くこと。
未来を予測すること。そして迅速に対処すること。
(その7) 成功体験
成功体験は本当のプロフェッショナルになるための十分条件である。
何の指針もない中を自分自身の判断を頼りに苦労しながら自分の力で1つのプロジェクトを
成功に導くことによって、はじめて違う世界が見えてくる。
この成功体験が、創造力、開拓力、粘り、執念、勇気、直感、工夫を育み次の成功に導く。
(その8) 機会を逃さない
プロフェッショナルは機会をとらえて、限られた情報の中でも大づかみの検討で
意思決定をし、機敏に行動する。いつかまたチャンスはあると考えるのはアマチュアである。
(その9) スピード、仕事の密度
人間の能力は、自分の想像以上に大きなものである。
ある一定期間、仕事のスピードと密度を上げて、仕事に没頭してみることである。
その後、必ず業務遂行能力が飛躍的に上がっている。プロフェッショナルは皆スピードを求めている。
(その10) 常にベストを目指す
仕事のあらゆるプロセスやステップにおいて、常に考えられ得る最善の方法、
手段をとること。そして最大の成果を目指すこと。易きにつかないこと。
(その11) 大胆かつ細心
繊細でシャープな神経を持って場数を踏むことによって、真の勇気を身につけるとき、
はじめて本物になる。自分の仕事が、小心にして杜撰なものでないか検証すること。
楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する。
(その12) 完璧、完全主義
仕事は、パーフェクト、完全であることを自分に課すこと。書類のミスなど論外。
全て自分のせいである。それはプロとアマ、プレーヤーと傍観者、鋭さと凡庸、
責任と無責任の差である。安易さ、いい加減さ、他人への甘えと期待は全て排除すること。やっつけ仕事をしないこと。
(その13) 主体的に動く
自ら行動すること。他人の意図で引きずり回されない。
その仕事・プロジェクトの中心で仕事すること。
(その14) 常に余裕を持つこと
仕事の取り進めは、時間的に安全弁をもち、余裕を持ち、手際よく行なうこと。
ギリギリのことをやらないこと。
(その15) 知識より実践
この世の中で何を行なうにしても、全ての知識を身につけることは
所詮不可能である。一定のレベルに達すればその後は勇気を持って実践を通じて
磨くことである。知識を身につけるのは全て付加価値を創造する目的のためでなければならない。
(その16) 賭けられること、可能性を信ずること
たとえどれだけ万策をつくしても、それが成果と直結するとは限らない。
そもそもこの世の中には、将来を完全に保証するものなど何も無い。しかし、であるからこそ、
その不連続な部分を埋めるために熱意を持って常に可能性を追求しなければならない。
(その17) 効率を上げる
「やること」と「やって成果を上げること」は天と地ほど違う。
動き回るだけで仕事をしていると勘違いしないこと。それは時間と労働の投入量
(Input)でありコストである。投入量に対しより大きな成果(Output)を得ることに価値がある。
(その18) チームワーク
情報や能力、機能を共有すること。他の人を活用し、自分も活用してもらうこと。
その方が生産性は各段に高い。人に活用されるレベルになるのがまず第一段階。
そして人に自分の情報やノウハウを分け与え、より大きな成果を目指す。チームワークしない人は、それだけの仕事が無いヒマな人か、自分の仕事に本当の自信が無い人である。
(その19) コミットメント
自分の選択によって今の自分がありこの仕事をやっているのである。
自分の下した選択を正しい選択にするのは自分自身である。吹っ切れること。迷わないこと。
以上です。
高橋さんはピーター・ドラッカーが大好きだったので、ちょっと、文章の書き方が
それっぽいですが、仕事をして給料を取るというのはプロなんだということを改めて
思い出してくれる内容だと思います。
解釈が難しいところもあるでしょうが、皆さんにとっての期待していることとは
職業人として常にプロであることですし、私自身もプロになることです。
今月もプロとしての自分を忘れず、そして、良き結果を出すべく頑張りましょう!
プロフェッショナルとしての心構え、行動規範 (かつてのbの共同創業者の高橋さん)
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