ある日、洋七さんが僕に「パクるな!」と言ってきたんです。
僕は「いや、ネタはパクってませんやん。システムをパクったんですやん」と
言い返しました。皆さんも自分が面白いと思った人をどんどんコピーしてください。
ただし、ネタではなく、システムをね。
(島田紳助:自己プロデュース力)
年始から他人をパクる、というのも変な話ですが、昨日の朝礼で
努力は絶対に必要だけど「努力の仕方」を理解して努力することが大事、と
最後に付け加えました。
年末に読んだ本で、もう一冊、面白かったのがこの紳助の自己プロデュース力。
紳助がすごいと思ったのはめっちゃ努力してること。
そして、努力の方法をわかった上でめっちゃ努力している。
例えば、紳助竜介時代から「自分の教科書」をつくったこと。
当時はIPODなんてないから録音機材としてでっかいラジカセをテレビの前に
持って行ってマイクで録音したり、劇場までカバンに隠してもっていって録音した
漫才を何度も何度も再生して紙に書きだして言ったそうです。
また、自分の戦うフィールドを理解してたこと。
自分の弟分の巨人とはモノマネでは勝てない。さんまの明るさにも勝てない。
あるとき、弟子のダウンタウンの漫才を竜介と2人で舞台裏で観てふたりとも
「辞めよう」と思ったそうです。
話を戻して紳助は世に出るために多くの漫才を聞いてコピーしたわけだけど、
そのもとはB&Bの洋七だったそうです。
でも、彼が真似をしたのは間の開け方。
そこにヒミツがあることを見抜いていた。
私もみんなとスクールでいると、パクッたろ。
そう思うことが沢山あります。
でも、全部パクッてもうまくいかない。
そうじゃなくて、上手くいくのはなんなのかという成功のシステムのところだけ
パクるのがミソ。
その後に努力がついてくるとすごい力になります。
ある日、洋七さんが僕に「パクるな!」と言ってきたんです。 僕は「いや、ネタはパクってませんやん。システムをパクったんですやん」と 言い返しました・・・(島田紳助:自己プロデュース力)
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