能力の差は5倍でも、意識の差は100倍まで広がる
(日本電産 永守 重信会長)
時々出している永守さんの言葉。
久しぶりにですが、日本電産の株価をチェックしてビックリしました。
なんと時価総額が1兆2000億円。
この会社、地味~にモーターを愚直に作ってる会社です。
業界的にもそんなに成長市場にいるわけじゃない。
日経平均がここまで落ちているのに、相変わらずすごいな、と
思いながら永守さんの言葉に今日はしてみました。
現在、来年1月からのbの方向性についてまとめているのですが、
bって会社にはこの言葉がとても良く当てはまる。
経営者、社員も含めてスーパーマンなんて誰もいない。
能力だって、もちろん、私の気持ち的にはもうちょっとPCスキルや英語力、
そして、業界知識などいわゆる仕事をしていくための基礎体力はみんなにもう少し
持ってほしいなというワガママな気持ちはありますが、そこだってあったとしても
5倍も差はつかない。
でも、意識ってのは非常に差がつく。
そして、その意識の差が結果的に能力の差になってはじき返ってくる。
私も会社の社員や顧客を背負うまで、サラリーマンやってたときと今とでは、危機感の
持ち方ってのは多分100倍くらい変わった。そして、そのプレッシャーのお陰で、
かつて取り組まなかったことに沢山チャレンジできたりする。
特にまだまだ中小企業時代の日本電産には、商社や外資系企業のような
プロフィール上能力の高い人は余程のことがないとやってこないでしょう。
だったら、そこは意識の差で追い上げるぞ!
逆に、意識の差でぶち抜いて、ダントツ一番になってやる!!
ということで成長してきた。
日本電産は世界中の経営が不振になった同業他社を買収して時間を
かけずに黒字化させてきています。
その中には日本電産本体よりはるかに、学歴上は優秀な方がたくさんいる
会社もあったことでしょう。でも、日本電産に負けてしまったのは明らかに
意識の部分だったと思います。
今までのbも毎月毎月の売上や日々のオペレーションの問題に一喜一憂してました。
もちろん、その気持はとても大事なことですし、現場レベルで日々の売上やある程度の
経営指標を共有できているのはとても大事なことと思ってます。
その一方で、来年からは会社としても、次のステージに進むべく、
しっかりとどういう方向で行くかの指針をたてて、そのゴールに向かって一人一人が
意識を持って取り組む。その経営指標を分解して、スクール単位だったり、自分単位で何をするかを
分かるようになってもらえるようになりたい。
そういう体制にしたいと思います。
だからこそ、常々、私を現場からクビにする宣言をしているワケですが、
言わないと正直、達成できませんので言い続けます。
逆に皆さんにも来年の3ヵ月、半年、1年のゴールを年内に考えて
もらって年明けにチャレンジプランでお話ししたいと思います。
能力の差は5倍でも、意識の差は100倍まで広がる (日本電産 永守 重信会長)
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