Benjamin Franklin’s Thirteen Virtues (フランクリンの十三徳)
ふと、以前、bにも投資をしていた方のことを思い出していたときに、
彼がウォーレン・バフェットの経営するバークシャー・ハサウェイの株に投資していて
株主総会に行ったときの話を思い出していました。
バフェットは、私の好きなアメリカの経営者で一時期は世界で
ビル・ゲイツに次いで2番目にお金持ちだったこともあります(2007年は1位)。
バフェットは非常に面白い投資家で、基本的に長期的に発展する会社にしか投資
しません。ですので、投資している会社も、コカ・コーラやアメリカン・エキスプレス、
GAPやナイキなど一時的なブームではなくて企業として長期的に利益を出していける会社を
見抜いて景気の変動に一喜一憂せず、経営者を信じて投資する、という古きよきアメリカや日本の
スタイルで投資をして、かつ、世界中のどの投資ファンドよりも良い成績を出し続けているという
とても面白い会社です。
私がアメリカという国を見ていて面白いと思うのは、それなりの立場の人は
それなりの言動、責任をもった行動をすること。残念ですが今の日本では、下も上も
この気持の持ち方に欠けているケースが多い気がしてなりません。
バフェットも個人資産は何兆円という、どこかの国家予算と変わらないだけの
財産を持っているにも関わらず、以前、同じく世界1位の金持ちだったビル・ゲイツの財団に
3兆円を寄付しています。
アメリカっていう国は、色々問題もあるのだけど、経営者でも政治家でも
どこか尊敬できる言動をする人がかならず出てきます。立場が立場になったら
それを世の中に還元して貢献する、的な、古きよきプロテスタンティズムなのかもしれません。
そして、最近見ていると日本でも、(海老蔵とかと違って)
ゼロから努力して何かをなしている人と話したり見たりしていると、やっぱり、普通の人とここが違うんだな、と思う行動が多い気がします。それは一重に、時々出している、自分を律する心と自分に対する
プライド(自尊心)、そして、立場に伴う言動なのではと思っています。
ま、結局は高い目標を持ち、そして、自分に厳しくできるか、ということが出来るか出来ないかなのかも。
今日は、以前、何度か出したことのある合衆国建国の祖の一人でもあり、
100ドル札に出ている、ベンジャミン・フランクリンの十三徳を下に記載しました。
私もこれを見ていると、とてもじゃないですが、全て実践することは無理だな、
と思いましたが、意識することからはじめてもいいのではと思って今回、貼ってみました。
宗教のとことかは日本人の私達とは関係なさそうに見えるけど、やっぱり、
当たり前のことをするのがどれだけ大変なことか。でも、大多数の人が目先のことや
欲に負けて実践出来ていないのであれば、意識し始めるだけでもみんなよりも一歩先に出れると思います。
01. Temperance: Eat not to dullness and drink not to elevation.
節制 飽くほど食うなかれ。酔うほど飲むなかれ。
02. Silence: Speak not but what may benefit others or yourself. Avoid trifling conversation.
沈黙 自他に益なきことを語るなかれ。駄弁を弄するなかれ。
03. Order: Let all your things have their places. Let each part of your business have its time.
規律 物はすべて所を定めて置くべし。仕事はすべて時を定めてなすべし。
04. Resolution: Resolve to perform what you ought. Perform without fail what you resolve.
決断 なすべきことをなさんと決心すべし。決心したることは必ず実行すべし。
05. Frugality: Make no expense but to do good to others or yourself: i.e. Waste nothing.
節約 自他に益なきことに金銭を費やすなかれ。すなわち、浪費するなかれ。
06. Industry: Lose no time. Be always employed in something useful. Cut off all unnecessary actions.
勤勉 時間を空費するなかれ。つねに何か益あることに従うべし。無用の行いはすべて断つべし。
07. Sincerity: Use no hurtful deceit. Think innocently and justly; and, if you speak, speak accordingly.
誠実 詐りを用いて人を害するなかれ。心事は無邪気に公正に保つべし。口に出すこともまた然るべし。
08. Justice: Wrong none, by doing injuries or omitting the benefits that are your duty.
正義 他人の利益を傷つけ、あるいは与うべきを与えずして人に損害を及ぼすべからず。
09. Moderation: Avoid extremes. Forebear resenting injuries so much as you think they deserve.
中庸 極端を避くべし。たとえ不法を受け、憤りに値すと思うとも、激怒を慎むべし。
10. Cleanliness: Tolerate no uncleanness in body, clothes or habitation.
清潔 身体、衣服、住居に不潔を黙認すべからず。
11. Chastity: Rarely use venery but for health or offspring.
純潔 性交はもっぱら健康ないし子孫のためにのみ行い、これに耽りて頭脳をにぶらせないこと。
12. Tranquility: Be not disturbed at trifles, or at accidents common or unavoidable.
平静 小事、日常茶飯事、または避けがたき出来事に平静を失うことなかれ。
13. Humility: Imitate Jesus and Socrates.
謙譲 イエスおよびソクラテスに見習うべし
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