新しいことへの
挑戦を続ければ、
体は老い衰えても
心の若さはいつまでも続く
(日野原重明)
知っている人も多いかと思います、聖路加国際病院の理事長で
多分いま、丁度99歳だと思います。
本屋で『生きかた上手』という本を見たことがあるでしょうか?
丁度、10年位前にミリオンセラーとなった本です。
この言葉は、この中に書かれているのですが、人間、いまの状態に安穏と
すると心は老いていくし、新しいことを続ければいつまでも心は若く保てます。
ソニーの創業者の盛田昭夫さんは、60歳になってテニス。
65歳でスキー。そして、67歳になってダイビングを始めました。
逆に若いうちは、あれだけの会社を作った方です。毎日の仕事に対する挑戦が
大きすぎてスポーツどころじゃなかったのでしょう。
やはり、みんなを見ていても「今、少し惰性モードだな」
と思うことは結構あります。
もちろん、毎日気が張り詰めるのは大変でしょう。
でも、どんな小さなことでもいいから、新しいことに取り組む気持ちというのは
人を若く保つし、魅力的に見せることができます。
私は、日野原さんのことで思い出すのは、地下鉄サリン事件のとき。
当時、私は阪神大震災で避難所でテレビを見てて「東京、えらいことになってるな・・・」と
思っていましたが、あの時、日野原さんの判断で外来受診を全て休診にして、被害者治療拠点としたことで朝のラッシュ時のテロながら犠牲者を最小限に留める事が出来たといわれています。
非難も多い方ですが、やっぱりあれは英断で、普通のリーダーでは出来ない判断だと思います。
つい最近までは、多忙すぎて3年先までのスケジュールが埋まっている。
とか、睡眠時間は一日4時間、週に1回は徹夜になってしまう、というハイパー90台な人で、
私達よりはるかに仕事している爺さんですが、最近は5時間寝るようになったと書いてありました。
中国のことわざに老当益壮(老いては当(まさ)にますます壮(さか)んなるべし)と
いうのがあって、それは、私の好きな三国志の大ファンの曹操の魏の敵の蜀の武将で黄忠という
ハイパー爺さん武将がいます。この人、歴史のひのき舞台に出たのが60歳を越してから。
そして、70歳を越しても槍を持って戦場で現役バリバリで、最後は(一応)戦場で戦って天寿を全うした人です。
今も昔も、気持ちが若ければ年をとってもドンドン魅力が増します。
逆に、若くても現状に満足してしまうとやっぱりその人の顔には生気が感じられないし
魅力も感じられません。私の身の回りの社長先輩の40台、50台の方は若い方が多いです。
寝れないような思いや、会社が潰れかけて自殺しかけた話なんて山ほど聞きますが、それを乗り切って今、トライアスロン選手権に出ようとしている人や、また、新しく会社を始めようとしている、なんていう人は、すねてしまった高校生よりはるかに気持ちが若いし子供のような無邪気さが残っていてある意味、カワイキャラになれる。
みんなも、今の一つ一つの仕事を見て、やっぱり惰性に陥っていることが
沢山あるはずです。それを、もう一回、仕事を始めたときと同じような緊張感と
ワクワク感でしてみてください。
新しいことへの 挑戦を続ければ、 体は老い衰えても 心の若さはいつまでも続く (日野原重明)
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