脱キウイ理論
(クロイワショウさんの本「出稼げば大富豪」より)
今日もちょっと、読んでて面白かった「出稼げば大富豪」から。
昨日と同じく、アニキと弟子のクロイワさんの会話です。
「あのなあ。成功したかったらな、人がやらんことを徹底的にやんねん。
常識を否定することの中にビッグチャンスがある」
「ようするにな、人と一緒やったらあかんねん」
「それはキウイや」
「俺には日本企業がキウイに見える」
「キウイが何で空飛べへんか知ってるか?」
「敵おらんかったからや。ニュージーランドには、キウイの外敵はいっさいおらんかったんや。
アメリカの自動車産業がアカンようなったんはそのせいやな」
「ようするにな、日本は糖尿病や。ぬるま湯。徹底的に外敵を排除した結果生まれた
キウイ的状態。人生ゲームで言ううと完全なる後半戦。天守閣死守みたいな感じや」
「おい、試しになあ。ジャコウネコ一匹捕まえて、キウイの群ん中、ほり込んだれや」
「キウイ全滅やで。」
—-以上
日本社会を見ていると、確かに今の日本ってキウイ状態。
世界中の国や会社が切磋琢磨して戦っているのに、国内でのほほんとしている。
だから、昔は学業コンテストでも日本人って世界で圧倒的にNo1だったけど、今じゃ、もう全然ダメ。
何か満たされたとき、もしくは、現状に満足したとき。
人の成長って止まります。
それは能力の問題ではなく、向上心だったりもっと頑張りたいという素朴な
気持ちだったり。結局頑張るためにはモチベーションが必要だし、その源泉となるのは
何か足りないという渇望感。
私もついつい、お店とか行くとその店員さんの対応の感じの良さが
自分よりはるかに良い人がいると、意味もなく張り合いたくなったりします。
もしくは、自分と昔から知り合いの社長さんにお会いしてその方が半年会わぬ間にさらに
成長されているのを会話から感じると、「絶対、抜いてやる!」と思います。
絶対に、それが妬みや僻み、もしくは、意味もなく会社を大きくすることや
上場させることに対して張り合うと、あとで、とんでもないしっぺ返しをくらうのは散々
見てきたのであくまでも、自分を高めるためのきっかけと思うのがこういうときには大事。
そういう意味では、一緒に仕事をしている人同士、どうかな?
もしくは、最近、行くこともないかもしれないけど、他のスクールのカウンセラーの方や
もしくは全然違う業種でも、「この人すごい!」とか「負けられない!」と思える良きライバルを
探せてます!?
昔の日本なら周りはみんな味方だし良きライバル、そして、一丸で世界に打って出よう、
なんて時代だったけど今は、自分から良きライバルを探さないと、狭い世界で安穏としてしまい、
それこそキウイになってしまう。
アニキさんがどんな方かはしらないけど、みんなも、キウイにならないように。
そして、自分で自分の住処にジャコウネコを放り込んで飛べるようになるキウイに進化しましょう。
脱キウイ理論 (クロイワショウさんの本「出稼げば大富豪」より)
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