今の日本の若い人に一番足りないのは勇気だ。
「そういう事を言ったら損する」って事ばかり考えている
(白洲次郎)
昭和の痛快男児。
私と同じ兵庫県の芦屋市に、
白洲次郎が住んでいたすごい家がかつて
あったのですが、この人は、是非、みんなに知っておいてもらいたい人です。
あったのですが、この人は、是非、みんなに知っておいてもらいたい人です。
一回だけ、紹介したことがありますが、とにかく、スケールがデカイ。
本当に昭和初期の日本人?と思えるエピソードが沢山あります。
本当に昭和初期の日本人?と思えるエピソードが沢山あります。
・ 日本での学業が悪くてオックスフォード大学に留学させられた
・ イギリスでは不良児で、クラシックカーに、舎弟のロビン(まだ在命)と一緒に
ヨーロッパ中を車で駆け巡って現地でナンパしまくる
・ 奥さんの白洲正子(作家)には英語でプロポーズ
・ 戦争後は、語学力を買われて吉田茂首相の懐刀に
・ マッカーサーが天皇陛下の贈り物を粗野に扱ったため、ブチギレテ英語で怒鳴り謝らせた
・ 東北電力の会長を退任して60台になって、イッセイミヤケのモデルに
・ イギリスでは不良児で、クラシックカーに、舎弟のロビン(まだ在命)と一緒に
ヨーロッパ中を車で駆け巡って現地でナンパしまくる
・ 奥さんの白洲正子(作家)には英語でプロポーズ
・ 戦争後は、語学力を買われて吉田茂首相の懐刀に
・ マッカーサーが天皇陛下の贈り物を粗野に扱ったため、ブチギレテ英語で怒鳴り謝らせた
・ 東北電力の会長を退任して60台になって、イッセイミヤケのモデルに
と、かなり無茶な方。
しかも、当時の日本人にしては珍しく身長も185cmちかくあり、英語も
べらべらだったこともあり、戦後、進駐してきたマッカーサーとかはこいつ、
何者だろう?と常に警戒したそうです。
しかも、当時の日本人にしては珍しく身長も185cmちかくあり、英語も
べらべらだったこともあり、戦後、進駐してきたマッカーサーとかはこいつ、
何者だろう?と常に警戒したそうです。
奥さんにも英語でプロポーズするくらいだから、英語かぶれか?と思えば、
サンフランシスコ講和会議で吉田茂が英語でスピーチしようとしたときには、
また、ブチ切れて、「この大事なスピーチを自国語である日本語でしないとは何事!」
と怒って(相手は首相なのですが、長い付き合いだったので)、紙がないので
トイレットペーパーに日本語で書き直したそうです(その横には宮沢喜一さんもいたのです)。
サンフランシスコ講和会議で吉田茂が英語でスピーチしようとしたときには、
また、ブチ切れて、「この大事なスピーチを自国語である日本語でしないとは何事!」
と怒って(相手は首相なのですが、長い付き合いだったので)、紙がないので
トイレットペーパーに日本語で書き直したそうです(その横には宮沢喜一さんもいたのです)。
そんな白洲さんの今日のことば。
彼が言う若い世代というのはきっと、私達の両親の世代でしょう。
私達の両親からみたら、私達は更に腑抜けに見えるのですから、白洲さんの
世代って本当にたくましい。
私達の両親からみたら、私達は更に腑抜けに見えるのですから、白洲さんの
世代って本当にたくましい。
当時のマッカーサーって、「神様、仏様、マッカーサー様」といわれるくらいの
立場。誰も怖がって何もいえない。
立場。誰も怖がって何もいえない。
でも、そうやってマッカーサーを恫喝したらしたで、マッカーサーも
一目置いて、次からは彼の意見に耳を傾ける。
一目置いて、次からは彼の意見に耳を傾ける。
言ってみるってそういうもの。
言う分にはなにも損することないです。
言う分にはなにも損することないです。
なくなる直前まで、80歳を過ぎても都内をポルシェで飛ばしまくっていた
ということで、自分の人生には悔いがなく亡くなった方ですね。
ということで、自分の人生には悔いがなく亡くなった方ですね。